昨日は一昨日に引き続き、猛暑の中のお散歩。上野のトーハクで開催中の「神護寺―空海と真言密教のはじまり」展を見に行きました。
京都といえば人気の観光地ですが、神護寺はなかなか行ける場所ではありません。
この機を逃しては、と暑い中に出向きました。
神護寺は和気清麻呂が建立した高雄山寺を祖に、唐から帰った空海が活動の拠点にした寺だそうです。
空海が活動の拠点にしただけあって、真言密教に関わるものが数多くあり、中でも縦横4mあろうという国宝「高雄曼荼羅」は圧巻!
密教は仏教でありながらブッダを祖に置かない教えです。
宇宙の中心に大日如来を置き、そのまわりに様々な仏を配置したのが曼荼羅。
密教は言葉だけで伝えられれないものを、マンダラや護摩行などを通じて体感する教えだそうです。私にマンダラの本当の意味はわかりませんが、じっと眺めていると不思議な感覚におそわれてくることは確かです。
いわば宇宙の設計図とでも言いましょうか。
話題の展覧会ですが猛暑のためか、いつもの芋を洗うような平成館ではなく、寒いくらいの冷房も快適でした。
渋い展覧会ですが、オススメです!