時代劇チャンネル「鬼平犯科帳Season1 本所・桜屋敷」が素晴らし過ぎる!〜火野正平さんの相模の彦十は、BS「こころ旅」そのものでした。

昨日は、かねてから楽しみにしていた時代劇チャンネル「鬼平犯科帳Season1 本所・桜屋敷」をお昼から鑑賞…いや、夜の回も二度見しまして、素晴らしい仕上がりに拍手でした。

鬼平といえば、何と言っても3年前に世を去った二代目中村吉右衛門が定番。
それを甥にあたる十代目松本幸四郎さんが引き継ぐ形になったわけですが、役者からスタッフからの本気度が、もう半端ありません。

若返った鬼平の松本幸四郎ですが、さすが同じDNAを持つだけあって、声がきわめて似ています。見た目よりも、声の方を先代に近づけるような役作りをしたのでしょう。

こういう人気ドラマのリメイクは、どんな良い芝居をしても「前の方が良かった」という一定の声があるものですが、それを払拭するかのような見事な鬼平だったと思います。

また、鬼平の恩師役・松平健の存在感がすごい!
さすが上様、すごい貫禄です。

個人的に一番好きな脇役は、相模の彦十役の火野正平さんでしょうか。

相模の彦十といえば、なんといっても江戸家猫八さんのイメージが強いのですが、女性慣れした、正平さんの彦十は違った味わいです。

火野正平さんといえば、日本全国を自転車でまわるBS「こころ旅」でおなじみですが、相模の彦十はほぼ本人のキャラクター…小細工なしというところかな。

彦十が偵察先の奉公人女性に天ぷらそばをご馳走する場面があります。
奉公人女性役は「美味でございます〜」の久保田磨希さんだったけど、それが「こころ旅」に出てくる地方の女性ファンと正平さんのツーショットと同じ構図でした。

若返ったキャストで今後、10年以上は続くであろう新生・鬼平犯科帳。

さながら、さいとうたかを先生亡き後のゴルゴ13といった感じを覚えましたが、そういえばさいとう先生もマンガ版・鬼平を描いてますね。

今回の鬼平「本所・桜屋敷」の原作、読んだことがあるはずですがどうも記憶にありません。原作にかなり手を加えているような気がしますが、どんなものだったか。
読み返してみたいと思っています。

いやいや、5月公開の「鬼平犯科帳Season1 劇場版」が楽しみです!

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