好評発売中の『小暮ファクトリー・アートTシャツ』ですが、意外と言っては何ですが、おすもうエンジェルの人気が高く、種類も6種類発売中です。
Tシャツの場合、キャラものはスヌーピーのような人気キャラクターでも、買わない人は買わないので、デザイン要素の強いおすもうエンジェルは様々な商品に良いかもしれません。
11月初旬に開催予定の小暮満寿雄展では、それに合わせてトートバッグなども発売したいと思っていますので、お楽しみになさってくださいませ。
さて、今回で小暮ファクトリー5年目になるカレンダー制作ですが、おすもうエンジェルの好評にともない、『アチャールくん&おすもうエンジェルカレンダー2024』として11月リリース予定です。
さて、お客様サイドからするとどうでも良い情報なのですが、カレンダー制作に使っている水彩紙の種類が変わりました。
イラストのお仕事は今まですべてイタリア製のファブリアーノ・クラシコという水彩紙を使っていたのですが、この紙が製造中止になってしまっていたため、ここ半年くらいは何種類かの紙を模索してきました。
その中で、最初はフランス製のアルシュ紙の細目を使ったのですが、吸い込みが良過ぎて思った色合いになりません。
↑ 上のこの絵がアルシュ紙で、色合いは思った感じが出にくいかわりに、ファブリアーノ紙に比べて、ペンが紙に引っかからないので描きやすい。
そこで例年の風景画に比べて、ペンの出番を増やし、色数を少し減らして描こうという方向にしました。
↓ 一方でこちらは国産の紙で、ミューズ社のビィアートペーパーです。
こちらは思った以上に、自分の好みに合う紙でした。
ファブリアーノとほぼ同等の色合いを再現できて、しかもペンのノリはファブリアーノよりすぐれています。
ひとつ難があるとすると、白さが足らず若干黄色味があることですが、これは印刷する上でほとんど影響はありません。
しかもアルシュ紙はファブリアーノの4倍近い価格なのに比べて、ミューズ紙はファブリアーノ紙とほぼ同じ。やや安いくらいで、これからイラストの紙はこれに決まりです。
いやいや、まさに捨てる紙あれば、拾う紙あるとはこのこと(笑)。
そんなわけで、 『アチャールくん&おすもうエンジェルカレンダー2024』リリースをお楽しみに!