千鳥が番組でデニムを”いじる”→デザイナーが怒りの投稿
「笑いのために踏みにじられた」…
SNSでは賛否両論「番組の神経疑う」「どう扱うかは自由」
昨日見かけた記事ですが、自分がデザイナーの立場だったらどうだろう?と、ふと思ってTwitterにこんな投稿をしました。
「自分がデザイナーだったら同じこと言うと思うけど、このデザインだと、“する人”がいて仕方ない気がします」
でも、朝起きて自分のツイート見なおしてみたけど、いや…そうじゃないなと思いました。
だって、デザイナーさんがどんな苦労して、その作品を作ったかなんて、ユーザーを含めた他人にはなんの関係もないことです。
「作品は世に出した瞬間、独り歩きをする」 という原則があります。
もちろん千鳥の“いじり”は感心できませんが、あの二人の芸風はいつものこと。
目くじら立てるほどのことはないと思います。それを視聴者がどう取るかは、見る方の自由だしね。
批判されたり、いじられるのは愉快じゃないだろうけど、 それは何か作れば必ずついてまわる話です。
Twitterでは「自分がデザイナーだったら同じこと言うと思うけど」と書いたけど、前言は取り消します。
「悪名は無名にまさる」とも言いますしね。
昔、仏師の籔内佐斗司(やぶうち さとし)先生が、奈良のキャラクター「せんとくん」を世に出した時、「気持ち悪い」「センスがわるい」と散々なことを言われました。
それを籔内先生は以下のような返信で返しました。
「私が制作しましたキャラクターデザインについて、ご不快の念をお持ちとのことで、残念に思います。それがすべての方に伝わらなかったのは、残念なことですが、アートワークの評価としてはやむをえないことと思います。今後の成り行きを、もうすこし見守って頂けませんか?」
当時、この対応に感心したネットユーザーは多かったようです。
さ〜て、私がたとえば「神様のレッスン」を同じようにいじられたら、どうだろう?
不快は感じるかもしれないけど、自信持って世に出した作品なので、 少なくとも「踏みにじられた」とは言わないだろうな。
他愛ない話ですが、“正解のないこの事”にそんなことを思いました。