一枚の絵を描くのに、どのくらい時間がかかりますか?〜2022年締めくくりバージョンは『風の宮殿』

このテーマは個展のたびに書いていますが、今回も20年ほど前に描いた絵に手を加えて出したため、このタイトルを持ち出しました。

今回の個展では、その絵が売れたことによって、作者が手を入れられなくなったため名実ともに完成という形になりました。

「神様のレッスン」も、20年前に出版したものの大幅なリメイクですから、作品を作るのにどのくらい時間がかかるかというのは、なかなか自分で決められるものではないということですね。

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▼今回は『風の宮殿〜チャンドラとスーリア』と題したこちらの作品です。

以下、ホームページ「空中散歩の部屋」から

チャンドラとはヒンディー語で月
スーリアとは太陽のことです
 この空中都市のモデルは「ジャイサルメールの孔雀」と同じく
インド西部ラジャスタン州の沙漠都市ジャイサルメールです

「風の宮殿」というのは同じラジャスタン州ジャイプルにありますが
この絵とはまったく違う姿をしています
ジャイサルメールは素晴らしいところでしたが
狂犬病を持っている野良犬がちょうど発情期でした

あたりかまわず吠えているのがいやはや
現地の人は 平気でしっぽをつかんで叩いてましたけど
ほんとに空中都市ならいいのに
なんて ちょっと思ったりして

 

この作品…妻に見せたところ、なんとこう言いました。

「この女の人…誰? この人たちっているの?」

言われてびっくり!
この女性たちが青空のヌケを阻害しているというのです。

はじめは抵抗していた私ですが、フォトショにかけて、女性たちを消したシミュレーションをかけてみたところ、たしかにない方が良いのです。

▼それで出来た作品がこちらです。
女性たちが消えたのでタイトルは『風の宮殿』とだけになります。

 

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