このテーマは個展のたびに書いていますが、今回も20年ほど前に描いた絵に手を加えて出したため、このタイトルを持ち出しました。
今回の個展では、その絵が売れたことによって、作者が手を入れられなくなったため名実ともに完成という形になりました。
「神様のレッスン」も、20年前に出版したものの大幅なリメイクですから、作品を作るのにどのくらい時間がかかるかというのは、なかなか自分で決められるものではないということですね。
▼今回は『風の宮殿〜チャンドラとスーリア』と題したこちらの作品です。
以下、ホームページ「空中散歩の部屋」から
スーリアとは太陽のことです
インド西部ラジャスタン州の沙漠都市ジャイサルメールです
「風の宮殿」というのは同じラジャスタン州ジャイプルにありますが
この絵とはまったく違う姿をしています
あたりかまわず吠えているのがいやはや
この作品…妻に見せたところ、なんとこう言いました。
「この女の人…誰? この人たちっているの?」
言われてびっくり!
この女性たちが青空のヌケを阻害しているというのです。
はじめは抵抗していた私ですが、フォトショにかけて、女性たちを消したシミュレーションをかけてみたところ、たしかにない方が良いのです。
▼それで出来た作品がこちらです。
女性たちが消えたのでタイトルは『風の宮殿』とだけになります。