30数年間、謎だったフランス田舎料理の正体は「フィレンツェ風チキン」!〜スイス在住の作家・長坂道子さんからご教示頂きました!

食べ物のイラスト〜30数年前に頂いたフランスの田舎料理を再現しましたが、
未だに何と言う料理だかわかりません。

一昨日、記事にした謎のフランス田舎料理の正体がわかりました。

情報を提供してくれたのは、何とスイス在住の作家・長坂道子さん。
最新作の「アルプスでこぼこ合唱団」を丁度読んでいるところでしたので、びっくりというか、嬉しかったです。

謎だったフランス田舎料理は、Poulet à la florentine (プレ・ア・ラ・フロランティーヌ)と言うそうで、「フィレンツェ風チキン」という意味だそうです。

もともとカトリーヌ・ド・メディティスという、イタリア・メディチ家出身のお姫様がフランスに嫁いできた時に持ってきたレシピだったとか。
カトリーヌ妃が持ち込んだものは、ほかにもクロワッサンやジェラート、シュークリーム、ナイフとフォークのような食器もあったと言われてます(あくまで俗説)。

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▼こちらが我流で作ったレシピですが…

意外とあっさり食べられる!
「鶏肉のフィレンツェ風」のレシピ 

ネットで検索したプロのレシピとほぼ一緒でした。

長坂道子さんから情報が来る前に、やはり30年ほどフランスに在住していた友だちに聞いたのですが、住んでいる南仏プロヴァンスで一度も食べたことがない料理だったそうです。

レシピ自体はグラタンによく似ていて、マカロニやジャガイモではなく鶏肉を使うと思えば、ほぼ間違いないでしょう。

グラタンはマカロニを使うのでイタリア料理に思われがちですが、実はフランス料理で、もしかするとホワイトソースもカトリーヌ妃が持ち込んだものかもしれません。
そういえば以前、ベルリンで食べた地元料理の店でグラタンが出てきて びっくりしたことがありました。

店の人はドイツの伝統料理だと言っていましたが、ヨーロッパは地続きなので、いろいろ繋がっているのでしょうね。

ともあれ「フィレンツエ風チキン」。
意外に簡単で美味しいので、ご興味をお持ちになった方はぜひお試しくださいませ!

また、長坂道子さんの「アルプスでこぼこ合唱団」は、後日全部読んでから、再度ご紹介いたします。

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