一枚の絵を描くのに、どのくらい時間がかかりますか?〜令和編スタート

このタイトルは展覧会のたびに書いていますが、今回は25年以上前に描いた絵に手を加えて出すため、このタイトルを持ち出しました。

そういえば「神様のレッスン」も、20年前に出版したものの大幅なリメイクですから、作品を作るのにどのくらい時間がかかるかというのは、なかなか自分で決められるものではないということです。

まあ締め切りがあると、そこまでに仕上げなければいけないわけですから、どのくらい時間がかかるかの目安にはなりますけど。

さて、今回のこぐれファクトリー展では、出版とカレンダーに手を取られ、過去に描いた不完全だった作品に手を入れて出すことにしましたが、これが意外によくなりそうです。

上の絵は、そのひとつ。タイトルは「ピンボールの精霊」です。
以下、ホームページ「もののけカリビアンの部屋」の説明より。

このタイトルはザ・フーの”トミー”に収録されている
“ピンボールの魔術師”に由来します。

ロックオペラと呼ばれ、70年代にはビートルズの「サージェント・ペッパーズ・・」と並びロック界の最高傑作とも称されたアルバムでしたが、
日本での人気は今ひとつでした。

でもブロードウェイ版ではロッド・スチュアートが歌っていましたね!
ポップな表現を 古典的な素材であるテンペラでやろうとした作品ですが、”Pinball Wizard“ 自体はすでにロックの古典になりました。
とはいえ いつまでもポップでいられる作品も作ってみたいものであります。

▼こちらが、そのリメイクバージョンの途中です。

これを発表した時は、あまり理解されず…私の恩人である会社員時代の社長は、「今まで見た小暮くんの絵の中で、一番気に食わない絵だね」と酷評されたものです(笑)。

さて「神様のレッスン」同様、 どんな風に仕上がりますか。

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