GoToキャンペーン、ぎりぎりセーフだった奈良と京都の旅ですが、1日目、奈良の翌日は京都の南、宇治と伏見を訪ねることにしました。
最初に予定していたのは伏見の酒蔵訪問だったのですが、朝ごはんを食べ過ぎたのと、宇治への特急が来ていたので、そのまま乗りこんでしまいました。
向かった先はもちろん、定番の平等院鳳凰堂。
およそ30年ぶりの訪問です。
30年前は煤けた建物だったのが、修繕が済んで、実に壮麗な佇まいです。
当時は平等院ミュージアム鳳翔館もありませんでした。
唯一、30年前と同じだったのは、比較的ひっそりとした様子でしょうか。
コロナ前の平等院は、鳳凰堂に入るのに2時間待ちだったそうですが、この日は待ち時間ゼロ!
本来の京都を堪能できる、またとない機会ですが、果たしてこれで良いのやら…??
とはいえ、ざっと20名ほどの人数で中を拝観。
鳳凰堂の中に入ってびっくりしたのは、ご本尊の阿弥陀如来様です。
撮影は禁止なので、こちらWikiからのモノクロ写真。
高さ3mほどの巨大で荘厳な如来様に、ただただ圧倒されました。これ見た昔の人は、きっと浄土を感じたに違いありません。
とにかく白鳳時代から鎌倉時代にかけての仏像は、仏師が人の生き死にを間近に見て来たためか、何かが違います。
私たちを含めて、阿弥陀様を目の前にした多くの人たちが合掌しておりました。
ミュージアムの中は天女の木彫や、鳳凰堂の名の由来になった鳳凰が展示されて見応え十分!
手塚治虫先生の火の鳥鳳凰編はまさしく、この鳳凰がモデルですね。