「エール」に見る戦時下とコロナ禍の今〜戦争の場面は見たくなかったけど、現在を知るのにはちょうど良かったかな…。

昨日、「エール」の戦争場面…イヤだと言いながらも、一気に全部見てしまいました。

毎回、朝ドラの戦争場面には食傷気味なので、いつもはスキップしてしまうのですが、今回はインパール作戦に古関裕而先生が赴いた事実もあるので、ついつい見てしまいました。

結論の感想を言えば、よく出来ていて面白かったです。
いつもの朝ドラお約束、戦争の悲惨さと反省を訴えるのとは、ちょっと違う形でドラマになっていたと思います。

個人的には先の戦争に関して、すべて日本が悪かった、軍部が悪かったとは思いませんが、インパール作戦や特攻については酷いことをしたなと思います。
あれほど自国民の命を軽視した作戦はないものね…。

戦死した人や特攻で亡くなった人が犬死だったという意見は、まことに失礼千万な話ですが、死なないでも良い命が散ったことは確かです。本当に気の毒な話でした。

こうした国や組織の身内に対する軽視というのは、今も役所や企業、さまざまな組織でわるい意味で受け継がれているように思えます。
(どこがどう、ということを書くと長くなるので、それは別の機会に記事に致します)。

まあ、負ける戦をしてはいかんということですね。

コロナ禍のもと、朝ドラもこんな陰気臭いドラマにしなくても…なんて思いましたが、だからこそ反響があったのかもしれません。それにしても、国防婦人会といいインパール作戦といい、コロナ禍の今をあぶり出している面がありました。

戦争の場面は見たくなかったけど、現在を知るのにはちょうど良かったかな…。

写真はインド鍋で作ったナスのカレーです。

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