かねてから行こうと思っていた、日高良実シェフのお店「アクアパッツァ」に行ってきました。
日高シェフはアル・ケッチァーノ奥田シェフの師匠に当たる方で、日本にイタリアンが普及する前から草分けとして知られていましたが、お店に行くのは初めてです。
きっかけはYouTubeの動画で、わが家は食事時間にご飯を食べてる動画を見るのが趣味なのですが、中でも日高シェフのレシピレクチャーは好みの番組です。うるさいことを言わず、 要点だけ簡潔に述べ、スタッフに気遣いながら、時々ツッコミを入れるなど、なかなか楽しい。
「この人のお店は旨いに違いない」と思い、先日、妻の半休に合わせてランチに出かけることに。
これが…いや〜、言うことなしの美味しさですね!
上の写真、鮎のコンフィのパスタは絶品。鮎の苦味とオリーブオイルの苦味が合わさり、逆に苦味がまろやかになるという味付けです。鮎とオリーブオイルは相性が良いなんて聞きますが、ここまでパスタに合うとは驚きです。
パスタの茹で加減も「ツルッ、ポンッ」という食感で、どうしたら茹で上がるだろうという、 絶妙なアルデンテ! 素人はこれができない!
さすが奥田シェフの師匠だけあって、これほどのパスタはアル・ケッチァーノのパスタ以来ですが、もっと濃い味で本場イタリアの塩分に近い味わいなのが面白い。
先日行って来た、奥田シェフの東京駅新店「TO今日BAR(東京バル)」とは、同じ系統の食感ながら、味わいが違うのを思い出し楽しくなりました♪
サラダは生野菜を切っただけのものじゃありません。素材の選び方はもちろんですが、カットの仕方、水の切り方、塩やオイルの振り方で味は全然変わります。
▼また生野菜と茹で野菜で、完全に味付けを変えているのがプロの技ですね!
▼お店は外苑前の青山エムズタワーパサージュという小路にあります。
▼女神アンドロメダを描いた銅版画ですが、まるで魚が主役(笑)!
▼動画でおなじみのスタッフさんたちが、せっせとお料理を運びます。
良い店は、いかにも旨いものを運んできそうなスタッフがいるんですよね〜♪
▼こちらは豚バラのメインディッシュ。ソースはクレソンかな〜。
豚肉が柔らかく、フルーティーなのはオリーブオイルのためでしょうか?
イタリアンの基本を知り尽くした巨匠が、攻めの料理を出してくるところが、また素晴らしいですね!
▼最後にドルチェで3種のジェラート。塩ミルク、パイナップル、チョコレート!
塩ミルクは塩分と甘みがグイグイ攻め込んできます。そこに幸福感いっぱいのパイナップル。チョコレートはザッハトルテ風の濃厚でビターなもの。