先週、アル・ケッチァーノ奥田シェフの新著「ゆで論」のイラスト原稿をすべてアップさせました。発売は春先の予定ですのでお楽しみに!
ただし一般の書店には並びませんので、購入方法などは後日SNSやブログ記事にてアップします。価格は4000円前後の予定で、お値段以上の値打ちがありますので、ご期待くださいませ。
さて、奥田シェフご本人の許可を得てイラストの一部をUPします。
↑ トップのイラストは120人のパスタを注文に応じてサーブ出来る、パスタ場のイラストです。書籍では、こちらに文字が入ります。
チェーン店のキッチン・オペレーションにも役立ちそうですね。
昔の料理人は「盗んで学べ」と言って、師匠は弟子に何も教えませんでしたが、最近のシェフたちは自分たちのレシピや技を積極的に公開する傾向にあります。
その理由の一つには、「教えた方が早く身につく」。
もう一つには、シェフが言うに「教えないと覚えない」ということですね(笑)。
本書はそういう意味で自分の弟子のために作ったテキストでありますが、専門家だけでなく、食に興味がある人なら誰でも役に立つものになるはずです。
▼さて、こちらはパスタの食材に何を合わせるか、というお品書きです。
これは個人的な感想ですが、たとえば脱サラして開業した“創作料理”の店というのは、今ひとつだったりします。それは料理の修行の手順を踏まずにその道に入るため、往々にして食材の相性を理解してなかったりする。そのため、食材同士がケンカをして台無しになることがあるのです(例外アリですが)。
料理は化学ですから、昔からあるレシピというのは、それなりに完成されていて間違いないのですね。
とはいえ、家庭ではたまには違ったレシピや食材で気分を変えてみたいもの。
上のお品書きはオリーブオイルをベースに、どんな食材が合うかを示したフローチャートです。実際に試してみると、なるほどという感じですので、オススメです。