参議院選挙が近づく中〜イタリアの物価が上がったのか、日本の物価が上がらないのか?

盛り上がらない参議院選挙が近づいてますが、SNS上では、右も左もなかなか活発な意見が飛びかわされているようですね。

以前の都知事選では田母神氏を推していたほど、政治にまったく見る目のない私なので、最近はポリティカルな話題は避けるようにしていますが、選挙というのは大変なお金を税金かけて実施するものなので、とにかく投票には行きましょうという立場です。

さて野党に期待するものは何もありませんが、すっかり長くなった安倍政権もどうかなと思うところは多々あります。

自営業の立場からすると、たとえば「働き方改革」などと言って、お上が民間の労働をあれこれ指図するなど本末転倒。労働時間などは単なる枠組みに過ぎず、それだけで「働き方」を判断できるほど、仕事というものは単純なものではありません。

長く働けば良いってものじゃありませんが、残業手当が減れば、それで家族あたりの収入は減るわけで、自然と消費だって鈍くなりますしね。

先日、何度目かのイタリアに行ってあらためて感じたことは、意外に…といっては失礼ですが、イタリア人は働き者が多いこと。その反面、そうでない人の労働に対する態度はなってないことでしょうか。

博物館でもカフェでも、店員がスマホを見ておしゃべりしているのは当たり前。
土産物屋に行っても、日本の感覚からするとやる気がないし、特にスーパーの店員などの態度は”ひどい”の一言です。

ところがイタリアの物価は、2年前に比べてタクシーなどは日本より高く感じるほどになっていて、全体にかなり上がっていた様子です。

スーパーの物価などは日本の方が高いですが、こと外食に関しては、わが国の方がだいぶ割安な感じです、特にランチね。

あのスーパーの店員の態度を見て、この人たちに物価で負けてる日本っていったい何よ?……なんて、ちょっと思ってしまいました(イタリアの働き者のみなさん、ごめんなさい! みなさんのことではありません)。

以前、イタリア人の友人に言われてびっくりしたことに「日本人は意外に働かない」って言葉でした。

これは労働時間が長くても、たいしたことをやってないって意味で、たしかにイタリアの人たちを見ると働く人の労働の密度はなかなかのもの。まあ、単純に比較できませんが、「やる時やれば良い」「結果オーライ」という感じでして、そのあたりは日本人に一番足りないところかな、なんて思ったりもしました。

日本に来るツーリストが増えているのも、日本の物価が安くなっていることが大きいわけで、簡単に喜んでる場合じゃないなとも思ったりしています。

選挙ですぐに日本が変わるわけではありませんし、個人的には参議院っているのかどうか疑問に思ってるくらいですが、それでも票を投じた上で、この先の未来を考えていければと思う次第です。

▲こちら写真はポンペイ遺跡で、上は闘技場。「ピンク・フロイド・ライブ・アット・ポンペイ」の舞台になった場所で、感慨深いものがありました。

 

 

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