「GODZILLA キング オブ モンスターズ」見て来ました。
ゴジラやモスラのデザインを見て、これはどうかな?……と不安でしたが、見るとかなりキチンと作っていて面白かったです。
2016年のシンゴジラが、今までとはまったく違ったゴジラ像を作り出していたのと対照的に、今回のハリウッド・ゴジラはあくまでオリジナル作品のコンセプトに忠実でした。
1954年に作られた第一作のゴジラは、終戦後から10年足らずということもあり、完全な災害映画でしたが、今回の新作もまさにそれ!
ゴジラをはじめ、キングギドラやモスラ、ラドンはモンスターというより自然災害や戦争の象徴化として描かれていました。
何より、日本人とするとオリジナルに敬意を払って作られているのは嬉しいところです。
ターミネーターのシリーズでもそうなのですが、ヒット作は最初の主人公が悪役でも、二作目以降はだんだん善玉になっていく傾向があります(それを良しとしない人もいますが)。
このあたりも最初のシリーズと一緒で、だんだんゴジラが人間の味方に近くなるのが、オリジナルシリーズへのリスペクトでしょうね。
今回のゴジラもまさにそれで、ゴジラもキングギドラも果てしなく強いのですが、やっぱりタイトル通りに一番強いのはゴジラ(笑)。
シー・シェパードを思わせる自然保護テロリストが人間の悪役というのも、個人的に好意が持てたところかな♪
渡辺謙の芹沢教授も良かったです。日本人を立ててるねえ。
音楽も伊福部昭先生の作品をキチンと使っているのが良く、エンドタイルにゴジラのテーマやモスラのテーマが、そのまま使われていたのが素晴らしい。
まだ「GODZILLA キング オブ モンスターズ」は始まったばかり。
ぜひ劇場に足を運んでご覧くださいませ!