先日の秋分の日は、お彼岸の墓参りに行けなかったので、昨日の晴天を見計らって母と早稲田の妙泉寺と駒込の吉祥寺に行きました。
上の写真は母 in 吉祥寺。江戸時代、ここに住んでいた人たちが明暦の大火で移り住んだ場所が、今の中央線吉祥寺周辺だそうです。由緒あるお寺で晴天の墓参りは気持ちの良いもの。ご先祖さまに展覧会の無事をお願い致しました。
早稲田と駒込のお墓参りに行ったあとは、母のお付き合いで東京ミッドタウンの無印に行きましたが、南北線の中で出た会話が、あの貴乃花。
「貴乃花、どうしちゃったんだろうね」と母。
相撲協会の体質は母もわかっているはずですが、どうやらメディアを通じてみる貴乃花親方の言動が母には理解できないようです。
そういえば母も言いたい放題言う人ではありますが(自分ではそう思ってませんが)、長いこといくつかの書道協会に属していた人です。もちろん書道協会が相撲協会のような大金が動くわけではありませんが、以前日展の審査で不祥事があったように、同じ人間の世界ですから、そのあたりのことは母なりにわかるのでしょう。
「もう少し貴乃花も気遣いをすれば良かったのにねえ」
「いや。あの人にそれは出来ないでしょ」
私は現役時代からの貴乃花ファンだったので、今回の辞任劇は残念でもありますが、正直言って、ああいう人が職場やら家族など身近にいたら大変だろうな。
相撲協会のやり方も陰険だったと思いますけど、大横綱だけに持て余していたというのが身内の本音でしょうね。
先に弟子が気の毒と言いましたが、弟子も大変だったと思います。
言葉が過ぎるかもしれませんが、引退してほっとした弟子がいたかもしれません。
晩に食事をしながら、家内が「源義経って、貴乃花みたいな人だったんじゃない?」と言ったので、なるほどそうかなと思いました。
戦の天才でありながら、政治を読めず後白河法皇に翻弄された上、兄の頼朝によって非業の死を遂げた幼名牛若丸こと源義経。キャラクターは違うけど、大横綱・貴乃花にかぶるところはあるかもしれません。
実際に直筆の残る腰越状を読むと、兄頼朝に自分の気持ちを切々と訴えているのはわかるのですが、論点がズレまくっているのも貴乃花にかぶるところ。
義経人気と悪役頼朝のコントラストも同様です。
まあ、貴乃花と義経が似てるかどうかなんて、どうでも良いことではあるのですが、相撲協会の体質に問題があるとはいえ、弟子の親に何の連絡もせず、先祖代々長いこと積み上げてきた部屋を捨て、協会に顔も出さず辞めるというのは如何なものか。
友人の甚之介さんは「外道」という言葉でお怒りでしたが、私はそこまでは言わないものの 、時が経つにつれ、大横綱だった貴乃花に同情できない気持ちが強くなりつつあります。
ご無沙汰しております。
拙記事をご紹介いただき、ありがとうございます。_(._.)_
当該記事はUPした昨日だけで1700件を超えるアクセスを頂き、驚いてます。普段は相撲系の記事をUPした日でさえ300件/日程度ですからね。ホントは剣道記事でアクセスを稼ぎたいのですが…A^^;
源義経=貴乃花説、なんとなく分かります。
武将としては主に決断力と作戦面での閃きなどの面で類稀なる実力を発揮し得たものの、政治家としては全くの素人で、戦勝で得た信頼を瞬く間に失ってしまうというあたり、貴乃花に通じます。
思いますに、一代年寄って制度がよろしくないかもなぁと思うのです。
大横綱としての功績と、親方として成功するか否かは別物なのに、そこに大横綱の名が親方本人と部屋に掲げられるというのは、重荷あるいは勘違いの元になるだけなので、それよりは所属部屋を継承する、または部屋由来の年寄名跡を継承して分家独立する方が良いように思えます。
結局、大鵬も北の湖も貴乃花も、横綱はおろか大関も輩出できなかった。
対して、若乃花1の二子山、琴櫻の佐渡ヶ嶽、三重ノ海の武蔵川、千代の富士の九重、旭富士の伊勢ヶ濱、そして隆の里の鳴戸らの弟子からは横綱や大関が誕生しているというのは、偶然には思えないんですよね。
甚之介さん、こんばんは!
こちらこそ正鵠を射るコメント、ありがとうございます。
>当該記事はUPした昨日だけで1700件を超えるアクセスを頂き、驚いてます。
おおお、1700件とは凄いですね!
>ホントは剣道記事でアクセスを稼ぎたいのですが…A^^;
(笑)♪
それにしても一代年寄はたしかにおっしゃる通りですね。
一番、育てた弟子の最高位は千代の富士部屋の千代大海の大関かな。
千代の富士も早く亡くなりましたしねえ。
問題は根が深いというのもあるでしょうけど、目をかけていた北の湖理事長の早い死にも端を発するように思えます。空手の極真会が、大山総裁が亡くなった途端分裂したように、カリスマがいなくなると会にゴタゴタが起るのだと思います。
それでは、またお越しくださいませ。
【 ●道 】
「●道」などと、口にするのも忌まわしく汚い言葉を、常識も分別も有ろうと思われる年配の御方が発するとは、日本人の若輩者として、物凄く悲しい!
六大「●道」、朝青龍、白鵬、日馬富士、六角、尾車、阿武松を不問に付し、貴乃花親方を「●道」呼ばわり。
特に、六角、尾車、阿武松の三者は悪人に成りきれない半端者で在る!
嫌われない様に、嘘のアリバイ発言、「貴乃花親方には、協会に留まって欲しかった!」など笑止の沙汰。
覚悟も無しに悪事を働くな!
日本人の民度は、如何してここ迄堕落してしまったのだろう?
正義を貫かなければ、やがて、不正義が正義に成ってしまうから、正義は最後まで貫くべきなのだ!
日本と云う国は、何時から正義を大切にしない国に成ってしまったのだろう?
三角四角さん、おはようございます。
お怒りはごもっともで、その矛先もよく理解できますので、ひとつのご意見として拝読いたしました。私とは意見が異なるものの、コメントの内容に反論するところはございません。
ただ、三角四角さんがそのように「外道」を忌まわしい言葉と位置づけ、「正義」や「民度」という言葉をおっしゃるのであれば、初対面の年長者(ここでは私でなく、甚之介さん)に対して、もう少し、丁寧な言葉使いでコメントしてほしかったなと思います。
さらにできれば匿名でなくコメントいただければ、有難かったです。
内容に反論がないだけ残念で、その点をご理解いただければ有難く存じます。
私は、人生において一番つらかった事は、職場をいびり出された事です。
だから、貴乃花親方の方に感情移入して、どうしても肩入れしてしまう。
他意は有りません。
三角四角さま、おはようございます!
コメント、よくお聞き届けいただき、ありがとうございました。
さぞ、お辛かったのですね。
お気持ち、察してあまりあるものがございます。
またお越しくださいませ。
このようなやり取りがなされているとは気付かず、申し訳ありませんでした。
三角四角さん、貴乃花に外道という言葉を充てたのは私です。
こちらで私からご返答しては迷惑がかかりますので、記事中にあるリンク先の私の記事に直接コメントを頂けますなら、ご返答させて頂きます。
甚之介さん、こんにちは!
聞けば、三角四角さんは同じような境遇で辛い思いをされたそうです。
加えて甚之介さんに非があるわけではありませんので、
どうぞお気になさらず♪
この件は巷でも割れてますねえ。