▲こちらは鯖のガッシ(カレー)に米粉のパンです♪
いわば鯖の味噌煮カレーに米粉のパンは、日本人の舌にもピッタリです。
昨日は、家内と評判のインド、マンガロール料理の店、バンゲラズ・キッチンに偵察に行きました。
マンガロールはインド南西部に位置する漁港で、ここの料理は魚介類を多用することで知られていますが、私も30年前に現地で知らずに食べていたくらい。マニアの間で、たまにイベントなどでお目見えする程度で、いわば日本人にとっては幻のインド料理とでも言いましょうか。
いつもカレーチェックに覗いているカレー細胞さんのブログで、それが紹介されたもので、これは行かねばと思っていたところでした。以前行ったランチも美味しかったのですが、はたして晩はどうかと食べたところ、これはまったく別次元のお味でしたた。
ともかくも食べたことのないお味ばかり。いや、インド料理の奥の深さに今更ながら感嘆です!
ケララの風Ⅱの沼尻シェフいわく、バナナには3種類ある。
1、果物として食べるバナナ。
2、調理用として食べるバナナ。
3、そんなバナナ・・・なんて、ウフッ♪
いや、このバナナのバンズはまさしく、3にあたる嬉しいびっくりのお味。デザートと言って良いバナナの甘味と、カボチャのサンバルの辛みがベストマッチではありませんか!
こちらはまさにイカ飯。
ご飯は入っていませんが、イカ飯以外のなにものでもありません。
気取ってナイフを入れるとバラバラになるので、 一口でパックリ頂きましょう。
▼食べた順序は違いますが、こちらは緑豆のスプラウトのサラダ。
緑豆の粉はワダの材料になるなど、インドではけっこう馴染みの食材。
日本ではもやしの原料として食されてますが、こちらのスプラウトはまだ芽が出たばかりのものです。
インスタ映えはしませんが、あとを引いて美味しい。体にも良さそうなのが食感から伝わってきます。
白い米とグレービーで炊いたバスマティライスが段々になっているのは、本物のビリヤニの証拠ですが、こういう風に2段重ねになっているのはわたしも初めて。
先日、ケララの沼尻シェフにご馳走になった、カニとホタテのビリヤニは極上のお味でしたが、このエビのビリヤニも素晴らしい!
次回はサワラとか魚のビリヤニを食べてみようっと♪
▼現地では竹筒に入れて蒸すそうです。さすがにこれは容器のみですね。
え? 実はサワラのビリヤニを食べたのかって?
いえいえ、実は間違えて運ばれてきた、隣の方が注文したものが来ちゃったのです。
「サワラのビリヤニでゴザイマス」
「え? 注文したのエビだよ」
「あ、スミマセン。エビのビリヤニでゴザイマス」
「そう、じゃ頂きますね」
「間違えマシタ。お隣のごチューモンでゴザイマシタ」
というわけで、箸はつけてなかったので、お隣の方に無事到着。
普段はみんなからウザがられる写真撮影のおかげででしょうか(笑)。
すべて食べたことのないお味で、大満足のマンガロール料理ですが、ひとつ難を言えば、このあたりですが、そこはご愛嬌。
スタッフは日本人女性にインド人男性のクマールさん。そして厨房は2人だけというシフト。さらにすべて注文されてから作るので、出て来るまでは早くありませんが、仕上がりはその分極上です。
ディナーにいかれる方は、それを知った上で、ゆっくり食事を楽しまれるのが良いと思います。
▼こちらはお約束のチャイを冷ますクマールさんの技。どこか誇らしげです。
それから、知らずに注文したインドワインがイケるのにびっくり。
シチリアワイン顔負けの濃厚さでしたが、アルコール度数見たら何と17%やて!
たぶんデカン高原あたりで採れた葡萄を使っているのでしょうが、国産ワインが美味しくなっているように、インドワインもクオリティが上がっているようです。
濃厚でスパイシーなマンガロールにはピッタリのワインでした。