宮崎進「すべてが沁みる大地」〜ピューロランドの隣の展覧会

宮崎進「すべてが沁みる大地」

昨日、ピューロランドの記事をUPし、今日はその続きを書く予定でしたが、ちょっと予定を変更して、サンリオの隣のミュージアムで開催されていた恩師の展覧会について書いてみたいと思います。

この展覧会・・・ピューロランドの目と鼻の先にある多摩美術大学美術館で行われています(10月9日まで開催)。実は私、最初はこちらだけ行く予定だったのですが、ほかのご縁があって、ピューロランドにも遊びに行ったというわけです(笑)。

以前、このブログの記事でも書いたように、宮崎進(みやざき・しん)先生は私が尊敬する大学時代の恩師でもおります(今年、御歳95歳になられたようです)。
志願兵として先の大戦に参戦し、中国で1年、シベリア抑留4年間されてから、舞鶴に戻ってきたという体験をお持ちとは、先にも書いた通りです。

ピューロランドの後で立ち寄った展覧会、家内とも「対照的な2本を見ることになるよね」と話をしてましたが、意外なほどピューロランドのあとで見る違和感がありませんでした。

考えてみれば、先生のバイオグラフィを見ると、シベリア抑留されていたのは二十歳そこそこからの20代の前半、私の学生時代と同い年くらい。
当時、同級生の間では”みやざき笑い”と言い、学生が何が言っても「ほっほっほ」と余裕の笑み。飲みに行く、イベントをすると先生に言うと、学生にとってはけっこうな金額を頂いたものです(だから尊敬してるワケではナイ)♪

あれは、ご自分がシベリア抑留されていた時に比べ、同い年のポヤンとしていた私たちを見て、「何も知らないで幸せだなコイツら」と思ったかどうか(笑)。それよりは、私たち学生が享受していた平和を、暖かい目で見られていたのだと思います。

考えてみれば、先生は「絵の道はこうだ」とか、肩肘の張ったことは一言もおっしゃることはありませんでした。

展示を見ると驚くことに、歳を重ねるほどに絵が柔軟になり、新しいことをはじめようとしていることでしょうか。8年前に見た時に比べて、重たい空気よりも、むしろその中で拓ける希望のようなものを見出すことが出来ました。

まさに宮崎進先生は、絵描きの中の絵描きと言えるでしょう。

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