ジャコメッティ展、見てきました!

3日連続で展覧会記事をUPしますが、本日は話題のジャコメッティ展です。

ジャコメッティといわば、あの針金のような細い体の彫刻で知られた人ですが、こちらも私にとって西洋美術館の作品のように、子どもの頃からよく知る彫刻家でした。
それというのも、別に私が特別な子どもだったわけではなく、やはり父が与えてくれた小学館・子どもの図鑑があったからです。

特に好きだったのは、魚介の図鑑に昆虫の図鑑。
次に好きだったのが美術館の図鑑で、アングルの肖像画を見て「ホントに絵なんだろうか? 写真じゃないのか」と思ったり、クレーのひなげしを見て「なんで、タイトルが花なのに、人の顔が描いてあるんだろう?」と思ったものです。

ジャコメッティの彫刻家も同様に、「なんで針金みたいの細いんだろう?」とごくごく単純な疑問を感じた記憶があります。父に聞いた記憶がありますが、何と答えてくれたか忘れちゃったな。

長じて美術を学ぶようになり、再度ジャコメッティという名を予備校でしばしば聞くようになりました。予備校の先生が好きだったからでしょうね。
その後でしょうか、まだ西武美術館があった学生時代にジャコメッティ展を見て、また ヨーロッパで作品を見て衝撃を覚えた記憶があります。

彫刻のまわりの空気が渦を巻いているような空間表現とでも申しましょうか。
ジャコメッティの場合は、彫刻を作るというより、まわりの空気を表現しているところがあり、それが美大生には特に衝撃でした。

西洋美術を学ぶ時、最初によく言われるのが「空間」です。
丸いボールでも、中心の部分と真ん中の部分は、目から見た距離が違う。

それをデッサンなどで表現しないといけないというワケですね。

ジャコメッティの彫刻は、またそれとは別次元なのですが、空間の把握という基本においては、その応用みたいなところがあります。

たとえば、展示されていた細長い猫の彫刻ですが、横から見ると細長いのに、正面から見ると猫が迫ってくるように見えるなんて現象も起るわけですね。

デッサンや油絵も数多く展示されていましたが、やはり彫刻家が描いたデッサンですね=。

ミケランジェロのデッサンなどもそうなのですが、どんなアングルでも、まわりの空気まで描こうとする彫刻家の性みたなものが絵にも滲みでているのが興味深いところです。

また、身近な人間を彫刻にした代表作では、弟のディエゴをモデルにした作品がいっぱい並べられていました。こちらは生きてる時に、ディエゴがどんな人だったのか、まるでそこにいるような臨場感が楽しめました。

ジャコメッティ展は9月4日まで、六本木の新国立美術館にて開催中です。
とっても良かったので、機会があったら、もう一度見に行ってみようかなあ♪ 

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