昨日のカンボジア大使館の火事に思うこと

昨日、ご近所のカンボジア大使館で火事がありました。
こちらの大使館には普段から思うことがあったのですが、立場が立場なので今まで黙っていました。でも今回こういうことがあったので、さすがに言うべきことを言おうと思います。

もし大使館関係者の方が目にしたら、その方々もお読みになっていただきたい。

昨日の昼過ぎ、目黒にあるスパイス店に行こうとしたところ、妙に焦げ臭い臭いがしました。

「目の前の工事現場かな?」

「プラスチックでも焼いたような臭いもするね」

やれやれ、工事現場から臭いとは困ったものだと、外に出たところ、何やら道に人だかりが。ふと見ると、ご近所のカンボジア大使館から火が出ていて、煙がもうもうと上がっているではありませんか。
ほどなく消防車のサイレンが聞こえると、消防車と消防隊員がかけつけて消化のセットをすることに。

消防隊員たちの迅速で冷静な対応にちょっと安心しましたが、見ている以外に何が出来るわけでもありませんが、さすがに出かけるわけにもいきません。

そうだ!
先ほど干した洗濯物に火が移ったら大変と、すぐさま部屋に戻ったところすでに目の前で火がボウボウと燃え上がっています。

火事が大きく燃え上がるのはあっという間だといいますが、さすがに天井に火が燃え移る様子を見ながら洗濯物を取り込む時の、気持ちは良いものではありません。

ところが、火が燃え上がっているというのに、大使館の職員2人ほどがその真上の屋上でウロウロしてるではありませんか!

「危険なので、すぐさま避難してください!」という消防隊の声にも日本語がわからないのか、なかなかその場を去ろうともしません。放水できなかったらどうすんのかね?

そもそも、火の上がりはじめから見てると、小さな入れ物から水をチャプチャプかけていて・・・火の規模を見ても、そんなことして消えるわけないじゃんって感じ(そもそもなんで大使館で、部屋の様子が見えるのかね。セキュリティに問題ありすぎです)。

すでに消防車が放水をはじめ、燃え移る心配はないとはいえ、先日の糸魚川の大火みたいなことがありますから、やはり気が気ではありません。

あたりは煙の臭いがたちこめ、消防隊員の方々が吸い込むと毒だから離れてくださいと促します。テレビ局の撮影隊が来たり、あたりが騒然としてる間にやがて鎮火されまあ一安心。日本の消防隊の優秀さが伺える一瞬でしたが・・・。

普段からカンボジア大使館は生活している様子が外から丸見え。
当然、大使館の人の会話も丸聞こえです。カンボジア語で何を言ってるかわかりませんが、セキュリティに疑問をいつも感じていて、いざという時どうするのだろうと思っていたところ、今回の一件です。

やはり、いざという時に職員が何の役にもたちませんでした。

もちろん、普段の生活で大使館から特に迷惑行為があったわけではありませんが、カンボジアの祝祭日などは、夜の10時すぎてもパーティの音楽や人の声が聞こえます。
普通の家であるなら許されるでしょうけど、大使館としての自覚に欠けるんじゃないの?・・って感じです。

鎮火に安心して目黒のスパイス屋に出かけ、六本木のスーパーに寄ったあとアメリカ大使館の宿舎を通って帰ってきたのですが、警備が厳重でさすがと思った次第。
世界一の経済大国とはもちろん比較できませんが、そんなところに違いを感じざるを得ませんでした。

4時間ほどして帰宅しても、まだ消防車が待機していて、けっこうおおごとだったなという感じでした。

幸いというか、この火は風もなかったので、鉄筋コンクリートのマンションばかりの赤坂で大きく火が燃え移ることはありませんでしたが、場所と気候によれば糸魚川の火事みたいになるとも考えられます。

不幸中の幸いで大使館からは死者はもちろん、ケガ人も出ませんでしたが、実はわがマンションからは消防車のホースにつまずいて手にケガをした高齢者の女性が出ました。
しかも後から聞いたニュースによれば、火が出た部屋は大使らの居住スペースだったとか。国を代表する大使館からこんな火事が起きて、近隣住民に迷惑をかけるなど言語道断! 本当に恥ずかしい話です。

そういえば何年か前に、カンボジアからベトナムに入国する時、職員から賄賂を要求されて断ったら、ベトナムの入管でサインの不備があると引き止められたことがありました。
職員の名前を書きとめていたので、帰国後、大使館の方にに申し上げましたが、あの時にしかるべき処置はしたのでしょうか?

このままでは、どこかの大国に良いように扱われてしまうだろうという危惧も感じてしまった今回の火事でした。

もちろん近所のよしみとして、大使館関係の人は運転手の方などはゴミ出しに挨拶をしてくれるなど、良い方が多いのですが、やはり今回のことは一事が万事と猛省をしていただきたいと思った次第です。

↓ こちらは鎮火したあとの大使居住の部屋。
見苦しいので、なるべく早く元に戻して頂きたいところです。 

昨日のカンボジア大使館の火事に思うこと” への4件のコメント

  1. 当日は外出していて、この騒ぎを存じませんでした。

    近火お見舞い申し上げます。

    生きた心地がしませんよね。
    大使館はその国を代表している訳ですから、
    もっと見栄を張っていただきたいものです。
    近隣の優等生でなくっちゃ。

  2. 私はこの大使館員の子どもが通っている幼稚園の関係者です。
    守秘義務の都合上「あいまいな表現」にとどめますが、
    この文面を読んで「思いあたるふし」が有りましたです。

  3. お頭さん、こんにちは!

    当マンションの住民も出かけていて知らなかった人もいたようです。
    言い方は良くないですが、近隣の優等生とは言いがたいですね。

    素行が良くないとか、そういった問題はありませんが、前にまったく違う取材で大使館の取材に行ったことがありますが、尊大だった記憶があります。
    またビザの窓口も担当者が頬づえをついていたのを覚えています。

  4. 磯谷さん、こんにちは!

    思い当たるフシ・・・爆笑でした♪

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