タクシーの扉に当たった交通事故のあと、病院で診てもらったところ幸い骨に異常もなく、ただの打撲とのこと。
歩いてよろしいとのことだったので、竹橋の近代美術館で開催されている「トーマスルフ展」を見に行きました(ただ階段の下りはちと難義だったかな)。
ルフはドイツ出身のフォトグラファーで、単に被写体を撮るというのではなく、写真を使う現代美術作家とでも言いましょうか。被写体を写すだけでなく、それを加工して作品に仕上げるのですが、これがなかなか面白い。
撮影もフラッシュを炊かなければOKということもあって、会場はデジカメでシャカシャカ撮影する音があちこちで響いておりました。
初期の作品はチャック・クローズを思わせる大きな画面のポートレイト。
こうして見るとスーパーリアリズムと写真って、似てるようで全然違うなと、変なところで感心してしまいます。
昔の立体映画にあった、赤と青を組み合わせて立体メガネをかけて見る作品や、数式をビジュアル化したような作品など、いかにも現代美術的なアプローチの作品の数々。
近代美術館の雰囲気がまたそれとマッチします。
軽いタッチでスイスイ見られる気楽さも、この展覧会の魅力。
興味ある方は覗いてみてください♪