半年に一度、1年の前半最終日にあたる6月30日に行われる、夏越の大祓会(なごしのおおはらいえしき)に初めて参加いたしました。
斎行は5時からでしたが、4時半に行った時にはもう氷川神社は初詣の時のような人手でした。穢れの溜まった人がいっぱいいるんだなあ。
斎殿の中は芋を洗うような人。
入れなかった人が賽銭箱の外にも大勢並んでいました。
個人的には5月の後半から6月はケガやら何やらロクなことがなく、まあ、それで初めて大祓会に出てみようと思ったわけですが、それだけに斎行の間にも煩悩のようなモヤモヤが脳裏を次々によぎってきます。せっかく神聖な儀式に出てるのですが、まあ人間が出来てないというか情けないというか、何というか(笑)。
まあ、この吐き出しが良いのでしょうね。
人間おかしなもので、何か作業などに熱中してる時に煩悩は頭の中から消え去ります。神事や座禅などのように、本来は無にならなければいけない時こそ、余計な考えが次々に頭をよぎるのですね。
一通りの神事が済むと、茅(かや)で出来た輪を8の字にくぐる茅の輪(ちのわ)くぐり。境内の中を参拝者の行列が、8の字のように茅の輪を3回くぐりぬけるお清めが行われました。
はたして茅の輪を3回くぐりぬけると、あーら不思議。それまで心の中に澱のようによどんでいたモヤモヤが消え去ったではありませんか!
こういう神事というのは心がけや気持ちのものでありますが、実際に心の中を浄化させる力があるのかもしれません。
いや、単なる気のせいか?
気のせいでも良い。スッキリしたことには変わりません。
2016年の後半をこういう気持ちで迎えられるのは誠に結構なことに感じ入りました。
神事というのは、こういうためにあるのですね♪