巣鴨のプルジャ・ダイニングに行きました!

水曜はお頭さん、じゅんじゅんさんと巣鴨にある評判のカレー店、ネパール料理のプルジャ・ダイニングに行きました。

巣鴨住民のじゅんじゅんさんも、その存在を気づかず店の前を素通りしていたそうですが、たまたま私が好きなブログ・毎日カレーとタイ料理 by エスニカンを見て、「ここ知ってる?」と聞いたところ、「ああ、ここ有名なんだ?」ということで出かけることになりました。

とても女性ひとりで入る気がしない外装と聞きましたが、聞きしに勝る地味な店構えには、一堂思わず苦笑。それでも最近は予約しないと入れないということで、数日前から予約を済ませていざ店内へ入りました。

店に入ると、丸くてちっちゃなおばさん(この人がプルジャさん)が接待へ。

「すみません、鈴木で3名の予約してありますが」

「エエ〜、サンメイ、キムラさんジャアリマセンカ?」

「いえ、木村じゃなく、鈴木ですが」

「スミマセン、予約でイッパイナンデ、カウンターデモイイデスカ?」

「いえ、だから鈴木で予約してるはずですけど」

「ウーン、ワカリマシタ。ジャ、早イモノ勝チデ、テーブル席デドウゾ」

おいおい、予約しておいたのに「早い者勝ち」はねーだろう。それにそこまで日本語の不自由なのに”早いもの勝ち”なんて日本語、どこで覚えたんだって。

こんな具合ですから、料理の出て来るのは遅いのは当たり前。

腹をすえて何品か注文し、はたして出て来た最初の一皿。
↑ ネパール餃子モモと、羊の内臓を使ったブトゥワを食べてびっくり。

モモはまるで小籠包のように、噛むと口の中に芳醇なスープが広がります。
羊の内臓ブトゥワは臭みはまったくなく、その食感はタマネギとピーマンの付け合わせとピッタリです。

続いての皿は、世界最大の果実、ジャックフルーツを使ったカレーと、山芋と小魚のカレー。ジャックフルーツは南方独特のねっとりした味わいの果実ですが、まさかこれをカレーになんてねえ。

この青い実をカレーにしたもので、発想としては青いパパイヤのカレーという感じで、果実というかむしろ野菜の扱いなのですが、肉厚なその食感は野菜というよりは、むしろ肉料理をパイナップルと一緒に食べてるという感じでしょうか。

↓ そして何より驚いたのは、こちらの一皿。

こちらは、納豆と豆腐をパクチーで和え、スパイスで味付けしたもの。

料理の名前はまだありませんが、日本人をうならせる、新機軸の納豆の味に、思わず”納豆食う”(納得)・・・なんて、ウフッ♪

これは世界に納豆が出て行くきっかけになる味かもしれません。
どこか納豆会社に連絡して教えてあげようと思いました(真顔)。

もうひとつ驚いたのが出てきたワインです。

わたしはインドやネパールのお酒に偏見があって(理由があります)、密造酒も多く、年間に死者も出るあのあたりのお酒はキケンなものも少なくありません。

昔、インドでアラック(椰子の実から作ったお酒)やインドラムでひどい目に遭ったこともあって、インド料理店でも私はぜったいラムやアラックは注文しません。

ビールは近年、非常に良くなりましたが、それでもワインはイマイチ。

それでもワイン1本1600円とバカに安いなと思って注文したところ、出て来たラベルがキングフィッシャー。インド最大のビールメーカーで、航空会社も持っている大手ですが、ここのワインってどうなんだろう?

そう思ってこわごわ口にしてみたところ、けっこうイケる!
インド産ワイン、ここまで口上したんだと驚きましたが、よくよくラベルを見たら南アフリカ産。インドのワインには失礼ですが、妙に納得した次第です。

↑ こちらはこの日のオススメ。左は羊のモツと大豆を和えたもの。大豆は豆まきに使うような乾燥大豆でしたけど、不思議な食感。
右は砂肝のカレー。コリコリ感がなく柔らかく煮込んでありますが、これも馬い!

こちらは瓜と豆の付け出し。

ダル豆のカレーは味噌に近い味わいの濃厚なスープでした

というわけで話は盛り上がり、気づいたら12時をまわり電車のない時間。
閉店時間があるんでしょうけど、またも腹をすえてもう少し長居して店を出ました。

それにしても、このネパールの丸いちっこいおばさん、恐るべし。

アセナのレベントシェフを彷彿される、不思議な料理の天才と言いましょうか。
またプルジャおばさんの店、再訪したいと思った次第です。

 

 

 

巣鴨のプルジャ・ダイニングに行きました!” への6件のコメント

  1. じゅんじゅんさん、おはようございます!

    おお、ありがとうございます。
    修正いたしました!

  2. こんばんわ。

    あの扉の向こうは、異次元の世界だったんですよ???
    時間の経過が早かったですな。
    アルバート君が生きて居たらさぞかし喜んだでしょう???

    そして一皿一皿が格別に美味しかったですねえ。

    一つ学んだのは、開店時刻に行けば、
    予約無しでも、ごり押しで席に有り付ける、
    オイオイ、そりゃダメじゃん(笑)。

  3. お頭さん、おはようございます!

    やっぱり予約はしていかにゃ(笑)。
    それにしても旨かったですな〜♪

    ときにアルバートくんって誰?

  4. おはようございます。

    アルバートとはアルベルトとも言い、彼のアインシュタインでありんす。

    http://ooruri777.up.n.seesaa.net/ooruri777/image/albert-einstein.jpg?d=a1

    相対性理論では、なんちゃってよく分からんのですが、
    光速に近いロケットの中(店の中)と宇宙(巣鴨)とでは、
    時間の進み方が違う、という理論でやんす。

    ああっ、やめよう、ドツボに嵌まる(笑)。

  5. お頭さん、アインシュタインだということはわけりました。

    けど、それ相対性理論ちゃいまっせ。
    そないなウソ言うたら、エンマさまに舌抜かれまっせ。

    気いつけいや〜(ふろむニセ関西人)

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