先週、山ね家で遅い新年会をした時のお皿です。
ここで天ぷらを注文する時に出る藻塩で必ず講釈するウンチクが、百人一首の編者・藤原定家が詠んだ歌です。
「来ぬ人をまつほの浦の夕凪に 焼くや藻塩も身も焦がれつつ」
来ないあの人を思いながら、私の心はこの藻塩のように焦がれています。という意味で、藻塩とは海藻を焼いて採る塩のこと。
でも、このウンチク・・・あんまり面白くないのか、みな私のダジャレ以上にスルー気味ではありますが(笑)。
とにかく私は天ぷらには天つゆでなく、藻塩派。
話は違いますが、成城石井のプライベートブランドに「藻塩せんべい」という塩せんべいがあり、これが淡路島の藻塩を使っています。
これが旨いんだ♪
この淡路島の藻塩というのが、まさにこの定家の歌に詠まれた松帆崎というところ。
定家の歌はダテじゃないってとこでしょうか。