メディアが「イスラム国」と呼ぶのはなぜか(現在は意見が変わりました2019.12.11)

豚のキーマと野菜カレー。メインは赤大根の紅あかりです。

飯山陽氏の「イスラム2.0」を読み続けてますが、実はこの「イスラム国」こそはという呼称こそが正しいという認識に今は至っています。以下は原文ママ(2019.12.2)。

あまりこの話題は書きたくなかったのですが、連日報道されている「イスラム国」という呼称にあまりにも違和感があるので、本日記事にしました。

安倍総理でも菅官房長官でも、政府の発表ではISIL(以下アイシル、the Islamic State in Iraq and Lavant)で、決して「イスラム国」とは呼びません。

そりゃ当たり前の話、アイシルは単なるテロリスト集団の寄せ集めで、国家でも何でもないからです。曲がりなりにも日本国政府が「国」という呼称を、このような狂犬集団に使うわけにはいかないのは、理の当然です(Stateという呼称にも違和感がありますが、痛し痒し)。

おそらく『イスラム国』という呼称は、彼らが自らをそう呼んでいるのをそのまま報道してるのでしょうが、それ自体テロリストに加担しているようなものではないでしょうか。

昨日も国会中継で、安倍総理に国家の定義を質問し、アイシルが国家に準ずるものかどうか質問していた議員がいましたが、それ自体下司な話です。
国家に準ずるもなにも、相手は誰が見てもごろつきのテロリスト集団。質問する意味がわかりませんわ。

ただ、 日本人を人質にした交渉相手であることは間違いないわけで、日本国政府としては自国民の生命は守らないといけません。

野党側からは、後藤さん殺害は安倍総理に責任があるから辞任しろなどという声もあるそうですが、それこそテロリストの思うつぼです。

こちらは赤坂の料亭「外松」のトンカツ弁当です。

そもそも「イスラム国」という呼び名は、イランやマレーシアのようなイスラム教を国教にする国とも混同されやすい。

アイシルは日本でいえばオウム真理教のようなテロリスト集団です。
オウムが仏教と言われれば誰でも反発するように、まともなイスラム教徒からすれば「イスラム+国」という呼び方は誤解を招く、まことに迷惑な話。

世界中のどの国も「国家」と認めていないテロリスト集団を「イスラム国」と呼ぶこと自体、テロリストに加担している行為に思えますが、如何でしょうか。

こちらはお馴染み戎の焼き鳥セットです。

メディアが「イスラム国」と呼ぶのはなぜか(現在は意見が変わりました2019.12.11)” への4件のコメント

  1. でもさ、オウムと違って領土らしきものを持ってしまっているよね。じゃあ満州国みたいなもん?戦後の半島も国なのか敗戦国の領土なのかわかんないよね。それがまだ引きずってるよね。イスラム国と呼ばないのは賛成だけど我々はぎゃくに国家とは何かを問われてると思う。そういう意味で民主党の質問はよかった。民主党にしては。

  2. あ@花さん、おはようございます!

    たしかに、北斗の拳の世界のような無法者の世界になったら、アイシルも国家として存在することになるかもしれません。

    それについては、私も最近考えていることなので、明日以降にブログに書いてみようと思っています。
    まだ考えがまとまらないではいるのですが、今回の悲劇は国家について考える機会かもしれません。

  3. 彼らの台頭で私が思い出したのは、国って最初は勝手な宣言とか勝手な線引きから始まるんだよなあ、っていうこと。無法者の世界っていうのなら、世界は最初無法だったんだよね。我が国だって、日本国って国を作ろうと思うんですけどいいですか、とかどっかに許可もらったわけじゃないでしょ。そして確かにテロ組織なんだけど、脅しているのが日本国である以上、国家に準ずる組織と仮定してた方が対応なり成敗なりできるんじゃないかな、と思いました。今「アメリカの鏡、日本」っていう本読んでるんだけど、この中で何度も日本が本音と建前を使い分けられない話が出てくるのよね。

  4. あ@花さん、こんにちは。

    レスは記事に書きました。
    お読みいただければ幸いです。

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