靖国参拝

私の親友が、小泉さんは秋の例大祭に靖国参拝と予想しており、その通りになったので「どうだ!」という自慢メールが来た。
さまざまな意見があるだろうが、私個人としては「参拝はすべき」と思っていた。近隣諸国に配慮して、参拝を取り止めたところで、(特に中国が)態度を軟化させるかといえば、そんなことはない筈だからだ。
先日インドで買い物をして思ったことだが、一度サイフの紐を解いた客にはいくらでも買わせようとするのが、多くの国??特に第三世界では当然のことで、日本人なら「ここまでならいいだろう」という感覚は通用しないということだ。
たしかに短期的に見れば、日本製品の不買運動でデモなどで、良いことは少ないだろうが、今後50年単位で考えると、安易に中国側の要求を受け入れるのは、大変な損失になると思う。
それというのも、簡単に宗教の問題を妥協しては中国ばかりではなく、ほかの外国にも「日本は自国の宗教問題にもすぐ妥協する国か」と思われかねないからだ。個人的には、靖国が神社と言えるかどうかは疑問もあるが、その人やその国にとって、宗教というのは魂の根幹だからね。外国人ならなおさらである。
ある番組のキャスターが「聖徳太子も、和をもって尊しとなし、と言っているのに・・・」と言っていたが、実際には「日出る処の天子より、日没する処の天子へ」と親書を送り、時の随皇帝を激怒させたのは聖徳太子本人である。
つまり聖徳太子は、日本の歴史上はじめて「中国には従属しない」と宣言した人なのである。有名な「和をもって尊しとなし」という言葉は、もっと仏教上の別の意味だと私は思う。
つまり聖徳太子の時代から、中国にとって日本というのは小生意気な国なのだ。まあ、それだけ捉えてどうこう言えるほど、単純な問題なはずはないのだが、誰もが納得する大岡裁きはありえない。
まあ今後がどうなるのか、注目ダナ。

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