笹子でキジ打ち!


金曜の週末から昨日にかけて、山梨は甲州市に行ってきました。

中年から初老にかけてのおじさんたちが1ダースほど集まって(若干の若者あり)、
年に2回、下手の横好きな柔道火曜会合宿で、
土曜は柔道の稽古、日曜は山登りといういつものメニューです。

土曜はきちんと稽古をこなし、日曜は好天に恵まれた中を山登り(ちゅうかハイキングかな)。
矢立の杉という樹齢千年(そんなに経ってないけど)を起点に、尾根に沿って山道を歩きました。

めざすは笹子トンネルの真上にある、笹子雁ヶ腹摺山(ささごがんがはらすりやま)。
笹子峠の尾根を通りながら、1時間あまりの優しい登山と聞いていましたが、
実際に歩いてみると、素人にはけっこうキツイ山道で、
切り立った傾斜のワキを上がり下りしながら、行きは2時間の行程でした。

難儀だったのは、あまり有名な登山コースではないのか、
起点終点のどこにもトイレがないことでした。

なにせ前の日は、稽古のあとの宴席。
そのくせ朝はメンバーの水産会社が提供してくれた、
イクラやウナギ、シラスなどを腹いっぱい食べてます。

行く前に二度ほど用は足したものの、山歩きをして1時間ほど経過したところで、
いきなりズズンとイヤな波が、下半身から肩にかけて押し寄せてくるのを感じるではありませんか。

まだ目標である笹子雁ヶ腹摺山の頂上までは、1時間ほどの距離とのこと。
帰路を考えると、どう考えても2時間3時間のガマンは不可能です。

そう躊躇してるうちに、ズズン、ズズンと容赦なく第二第三の波動が押し寄せてきます。

さらに頂上に近づくにつれ、風の通り道のような寒気がピューピュー流れてきては、
もはや為す術もありません。

ここは意を決し、メンバーのひとりに「キジ打ちをしてくる」と告げ、列を離れること、あいや暫く。
いやはや自分の体でありながら、内臓関係のコントロールはきかないものでございますなあ。
出物腫れ物所嫌わずとはよくぞ言ったものです。

さて一度はすっきりさせたものの、焦ってそそくさとすませたせいか、
頂上寸前で、再びガマンできない波動が襲ってきて、仕方なくもう一度キジ打ち。
恥ずかしながら、これも立派な環境破壊なのですが、そうも言ってはいられません。

わるいものを外に出したあとは、頂上に到達。
写真の笹子雁ヶ腹摺山の頂上からの富士山は、昔の五百円札に描かれていたそうで、
八ヶ岳も望める絶景でした。
(富士の雪が少ないのが、なんだか心配ですが)。

さて、帰りの車の中で友人にその話をしたところ、
どうやらキジ打ちは私だけでなく、数名いた模様。
(おめーら、山をナメんなよって)

真面目にガマンしていた女性(小用ですが)は手がむくんできたそうで、
いや、ひとたび文明生活に浸かると、なかなか自然というのは厳しく感じるものです。
笹子の神さま、ごめんなさいまし。
どうか我らが無礼を許しておくんなさいまし。

笹子でキジ打ち!” への4件のコメント

  1. こんにちわ
    山登りお疲れ様です。

    山用品で絶好のオシメがありますので今度、紹介いたします。

  2. 大変
    お世話になりました。

    小生も小を二回ほどキジうちしてきました。
    また、一番の若輩者ですが、キツかったです(^^;)
    またの機会を楽しみにしています!

  3. まだいいです
    山岳カメラマンさん、おはようございます!

    年に2回ほどしか登りませんし、ハイキングみたいな山ばかりですので、
    おしめは不要に存じます。

    あと何10年か後には必要かもしれませんが。

  4. 微妙にちゃいまんねん
    さとけんさん、おはようございます!

    おおお! 
    さとけんさんもそうでしたか!

    でもキジ打ちとは、キジを撃つ時のスタイルが似てるからだそうですので、
    小さい方では当てはまりませんな。

    また、よろしくお願いいたします!

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