稀勢の里、笑顔なしの大関昇進!


稀勢の里、大関昇進へ。
それにしても、こんなに嬉しそうじゃない大関昇進というのをはじめて見ました。

ネットの記事では「稀勢の里はお情け昇進で強引に期待を負わされた」
なんて書かれていますけど、期待の大きさなんてすでに誰もが認めているところだし、
文中の”協会首脳が琴奨菊より稀勢の里の方にカリスマ性があるとみた”なんて一節も、
今さら何を言ってるのかって感じです。

まあ、11勝当確と言われ、千秋楽に琴奨菊に負けての10勝。
しかも苦手の把瑠都と菊には負けており、琴欧洲には星を拾ったような勝ち星があったり、
(ほかにも対・臥牙丸戦のような、ツキに助けられたような相撲が何番か)
相撲内容を見ても、大関昇進を見送られても不思議はなかったでしょう。

しかしながら、見ての通りガラガラの九州場所。
協会に客寄せの目玉がほしいのは当たり前ですし、
では稀勢の里に大関に相応しい技量がないかといえば、
今年の勝ち星や、あの最強の横綱に五分五分の星だったことを考えれば、
十分すぎるほどと言ってよいと思います。

過去に相撲協会は、双羽黒こと北尾光司を優勝経験なしで横綱に昇進させ、
挙げ句、親方とのゴタゴタで廃業させたという苦い経験がありました。

ほかにも微妙な昇進をしていった力士は大勢いますが、
15歳の時から、あの厳しい鳴戸親方に育てられた稀勢の里です。

今回の笑顔なしの大関昇進は、誰もが言うように通過点でしょう。
とかく大関は上を目指すより、下に落ちないことに安住してしまう地位ですから、
来場所は誰にもモノを言わせぬ相撲で、一気に綱まで駆け登ってほしいものです。

甚之助さんのブログにもありますが、逆に心配なのは白鵬かな。
相撲もそうなんですが、稀勢の里と一緒に出た千秋楽の夜のニュースの顔が妙にゆがんでいたのと、
ソファにすわる時に何やらよろけていたのがちょっと気になりました。
どこか悪くないと良いんだけどね。

また、立ち合いの手つきは今後の相撲界の課題でしょう。
相撲不人気の時は決まって、手つき不十分などの立ち合いに問題のある時です。

ともあれ、大関になった稀勢の里を国技館で見られるのは嬉しいなあ♪
また大声で声援を送りたいと思ってます。
がんばろう、稀勢の里関!

写真は山梨は甲州市の道の駅でいただいた”ほうとう”。
これでもかという、野菜ばかりの具だくさんほうとうは、
寒中でも食べ終る頃には汗が吹き出てきます。

稀勢の里、笑顔なしの大関昇進!” への6件のコメント

  1. 明日
    伝達式のあとに、外国の方が稀勢の里について書いたブログを許可をいただき訳させていただいてアップします。
    今回ついったーを通じて英文の記事にずいぶん目を通しましたが
    われわれが眠い目をこすりながらユーロやW杯を見るみたいな感じで、大相撲を見守っている人が海外にいるのですね。
    そして的確にとらえています。
    あああ、これだから私は稀勢の里を贔屓にしていたんだ!と逆に気づかされたり。

    白鵬は、おかしい。
    初日現地観戦でしたが、立ち方に?と思いましたよ。

    まあ何はともあれ、よかった。
    自分のブログにも書きましたが
    これ以上やられるとこちらの身がもちませんわ。
    http://blog.goo.ne.jp/tabby222/e/1fabb80e635e4e154d163f72c14ede08

  2. よっ、大関!
    あ@花さん、おはようございます!

    英文の内容、伺いましたが的確・・・というか、
    外国人だから言えるとも言えますね。

    けれん味のない相撲と言いますが、
    きせの立ち合いは一切変わったりすることがありません。

    それにしても伝達式、良かったですね。
    四文字熟語なしというのは久しぶり。
    千代大海以来かな。

    まさにまれ猫さんが書いていた通り!
    「稀勢の里、覚悟を決めた、美しい顔でした。よっ、大関!」

  3. ほうとう
    ほうとう、、、最後に食べたのはいつだったか
    自分で作るには、かぼちゃの処理が面倒で
    挫折するんですよね・・・

    冬「も」おいしい季節
    もつ鍋  とり鍋  ほうとう鍋  あんこう鍋
    お金もですが、それ以上に
    食べに行く段取りが難しいです(;_;)

  4. 復活ディナー
    腹へり番長、二夜さん、おはようございます!

    いや~、写真にもあるように、本格的なほうとうは具だくさん。
    少人数の家庭で作るのは、やや難があると思います。

    今までほうとうは、何度も本場山梨でいただいていますが、ここのものが最高でした。
    (ちゅうか、今までほうとうを旨いと思ったことはなかったもので)。

    それにしても二夜さん、旨いものをよく嗅ぎつけるね。
    その点だけはさすがです。

    明日はアセナですね。
    楽しんできてください。

    復活ディナー、やりましょう!
    やっぱりディナーでぃなーいとね・・なんて、ウフッ♪

  5. リンクさせて頂きました
    拙記事をご紹介いただきまして、ありがとうございます。

    そのお返しというわけではないのですが、拙ブログの稀勢の里大関昇進伝達式の記事にて、貴ブログへのリンクを貼らせて頂きました。

    画業を職とする方の眼力に感服いたしました。

  6. 来場所以降!
    甚之介さん、おはようございます!

    過分のお言葉、恐縮にございます。
    またリンクのほど、ありがとうございます!

    ただ、長年絵を描いていると、人の顔や自然の形態には目がいくもので、
    ものが見えるには、それなりの理由などを考えてしまうものです。

    中でも顔は情報の宝庫。

    最近、思ったのが稀勢の里ではなく、ソフトバンクの孫正義さんの顔。
    商売の話をしてる時は実に悪い顔をしてますが、
    野球の時、特に王さんと一緒に写ってる時は実に良い顔をしています。

    この人は楽天の三木谷さんと違って、本当に野球が好きでオーナーをやっているのが推測されます。

    一方、商売をしていても良い顔をしてる人はいっぱいいるので、
    ソフトバンクの商売は、あまり良い商売ではないことが推測されます。

    稀勢の里の良い顔は来場所以降を期待させますね!

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