日展不正〜問題はエカキがエカキの絵を選ぶこと?

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こちら拙作「まどろむ普賢菩薩」です。普賢菩薩は増益 延命の仏さまです。

ツイッターでは山本太郎の天皇陛下に手渡し手紙問題で喧しいですが、この話は他の人におまかせするとして、本日は日展不正問題の続きです。

昨日、拙ブログのコメント欄にこんなサイトが貼られていました。

日展(日本美術展覧会)の篆刻で不正審査、派閥で配分 お金の問題も多数

読めばまあ、日展も出品料1万円を払えば誰でも応募できる。でも日展は書道部門だけで10229点もの応募がある。
アートにも利権がある、お金と出世がからんでるという話ですね。

でも出品料の収益は単純計算で約1億300万。
多いようですが、年収500万円の人を10人雇うと、1年ですぐに消えてしまう金額です(年収以外にかかる経費500万×2として、単純計算で1人1000万円で計算)。

なにより1億なんて、ピカソ1点買うと消えちゃう金額ですよね。

日展の規模を考えたら、そんな目くじらを立てる金額でもありません。
(ちなみに運搬する時に、搬入の指定業者というのもあります。これも団体展の収益のひとつです)。

アートというのは本来お金のかかる贅沢品です。
その中で出品料云々、必要経費はある程度仕方ないんじゃないかな。

私としたら、そんなアーチストに聖人君子を求めたり、お金のことを言うとあれこれ言ったりというのは、どうも違和感を覚えます。よく言うことだけど、エカキに霞食って生きろって言うのかってねー。

個人的な感想を申し上げると、どっぷり利権がからんだ日展の体質には賛同できませんし、私個人は団体展にかすってもいません。

組織が巨大化し、利権が生まれれば、「絶対的権力は絶対腐敗する」 ように、堕落もしましょうし、今回のような問題も発生します。
でも、絵描きや書家がきちんと飯を食えるためのシステムはあって良いと思います。

芸能人や有名人を好んで入選させる公募展もあり、まったく困ったものではあるのですが、それも組織としての生きる道ではあります。

そう言いつつ、日展にどんな作家がいるのかまったく知らなかったので、サイトを検索してみたところ、ちなみに新国立美術館で行われる今年の日展、今日からなのね。

時期を合わせて誰かがリークしたんですな。それを言えば、どこまでも腐敗してると言えなくもありませんが。

日展を頂点とした団体展ですが、どこに本質的な問題があるかといえば、エカキがエカキの絵を選んでることではないかと思います。

大相撲協会も同じような問題がありましたが、おすもうさん同士なら、ガチンコの良い相撲を取るということで、軌道修正が比較的しやすいし、実際に以前より改善はなされてきたようです。

なにより現役力士だったら、土俵に上がれば新人も横綱も同じ立場で戦わないといけない。そこが一番違うとこかな。

スポーツならルーキーもベテランもグラウンドに立てば、立場は平等ですからね。

それに比べると、日展の不正審査というのは根が深いかなあ。

日展不正〜問題はエカキがエカキの絵を選ぶこと?” への2件のコメント

  1. >エカキがエカキの絵を選んでることではないかと思います。

    然し、エカキだからこそ分かるんですよねー?
    トーシロが審査、できませんよね???
    民主主義じゃ芸術は育たない、んじゃないかなあ。
    だから??、こーしてたまに騒げばいいんじゃ?????

  2. お頭さん、おはようございます!

    >然し、エカキだからこそ分かるんですよねー?

    あー。言われてみりゃ、そうですが。

    音楽家の場合、人気はファンが決め、
    コンクールは専門家が決める。

    絵の場合もそうかな。
    考えを整理して出直してきます。
    少しお待ちを。

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