母のすすめで書道をはじめました。

前から、やりなさいとは言われてはいたのですが、
身内に書家がいても案外やらんもの。

数カ月前、実家に行った時に試しに書いてみたら、
「スジが良い」と言われ（ウソではないと思います）、
大量の手本を渡されました。

先週、たまたま書道用の筆と墨汁を使う用事があったので、
試しにちょっと書いてみました。

私の場合、イラストや絵は一発で決めたい方。
やり直しはしなしぞと、渡された手本を見ながら一気に10枚ほど書き、
まあ、こんなものかと母のところに持っていったところ・・・

「アンタ、何？　これ」

「ダメですかね」

「アンタ、何枚書いたの？」

「ぜんぶ一発で・・・絵と同じ感じで」

「アンタ、甘く見てたでしょ。
　絵と書は違うのよ、最初から一発で書こうなんてナメちゃダメでしょ。
　線がダメ、朱墨入れて直すまでもないわ。
　また書いてきなさい」

そうです。
おっしゃる通り、甘く見てました。

仕事で墨文字は書くこともあるし、書道の奥深さは知らなかったわけじゃないですが、
心のどこかで「専門家じゃないし、こんなもんで良い」と思って書いたのが、
完全に見透かされてしまいました。

絵や書はド素人の弟も、私より先に書道をはじめたのですが、
ツボにはまったみたいで、毎日書いているようです。
母に言わせると、当然ながら毎日書いてる弟の方が、はるかに良い字を書くとのこと。

数やる人間の方ができるのは、当たり前の話ですが、
くやしいより、己の慢心に反省ですな。

これから、ゆるゆると書をやろうかと思ってます。

書はブログでアップできるレベルじゃないので、昨日作ったコロッケをば。
白くま母さん＆大地君にもらった男爵で作りましたが、少しだけ形が整った・・・かな？