夏サカスで思い出した、前原出馬表明


一昨日、夏サカスで「ザ・ベストテン」のブースを覗いたら、
若い久米宏さんと、今とあまり変わらない黒柳さんのパネルがありました。

久米宏といえば、あのニュースステーションの偏向報道が思い出されます。
それは古館の報道ステーションに綿々と受け継がれていますが、
あの時代はネットがなかったので、メディア・リテラシーの難しい時代でした。

20代の時は何の疑問も持たず、久米氏の言うことを素直に聞いていたものですが、
はじめて疑問に思いはじめたのは、バブル直前くらいの時期でした。

欧米人が言う、「日本人は働き過ぎ」というバッシングを、
「自由時間のない日本企業戦士は文字通り、軍人と同じ」といった言葉で、
久米氏は煽っていたのですね。
(実際に企業内の指揮命令系統は軍隊と同じであり、そうでないと機能しないのですが)。

今ほど中国や韓国の経済力がなかった時代でしたが、
その分、欧米人がどう日本を評価したのかを気にする時代ではありました。

そもそも海外の発言なんて、自国の得になるような発言ですから(あの何チャラ格付も)、
話半分に聞いてしかるべきですが、久米氏はあの独特の下を向いてため息をつくポーズで、
日本人の働き過ぎ、オーバーワーク、過労死などを取り上げていました。

日本人の勤労意欲を失わせたという意味で、久米氏の罪は軽くないと私は考えていますが、
あの当時から、向いている国の違いはあるにせよ、
マスコミの自虐的反日傾向は強かったのですね。

記憶は定かでありませんが、昔は言わなかった首相の靖国参拝が、
中曽根首相時代に訴訟となったあたりから、無意味に騒がれるようになり、
これもニュースステーションがはじまった時期に丁度かぶります(1985年)。

メディアが意図的に情報を選択するのは、今や常識でありますが、
個人的に危惧するのが、今回の前原出馬表明です。

ちょっと前まで、私は前原前外相に期待していたのですが、
外国人献金問題によって、彼が”なりすまし”であることがわかりました。

今回の出馬で、メディアはそれを一言も言いません。
これはある意味で、フジの韓流偏向報道よりタチが悪い。

どこかのラジオ局からは「国民に人気の前原さん」という言葉が流れていたとかですが、
「前原さん、人気」なんて誰がいったい言ったのでしょう?

外国人献金問題で辞任した、その舌の根も乾かぬうちの総理出馬ですが、
マスコミが献金問題を言わないばかりか、この人を持ち上げ気味なことから、
何だか悪いものの意図を感じ、イヤな予感がします。

写真は靖国参拝で一緒に行った友だち。
ただし私はこの中におりません。

夏サカスで思い出した、前原出馬表明” への4件のコメント

  1. 頭蓋骨内部
    >外国人献金問題で辞任した、その舌の根も乾かぬうちの総理出馬

    頭の中身を見てみたいですね。
    別件(人)も在るのに。
    椅子に腰を下ろしても、それで直ぐ降ろされるのに、
    兎に角一度腰掛けたいのでしょうね。

  2. ワキの甘い
    お頭さん、おはようございます!

    例の件、ありがとうございました。
    あとでゆっくり返信しますが、大変参考になりました。

    >椅子に腰を下ろしても、それで直ぐ降ろされるのに、

    まさしくその通りですね!
    ワキの甘い前原くんでは、総理は長くできません。

    一度させてやるというのも・・・。
    いや、やっぱりいけません。

    そう思って鳩山、菅・・・
    でも野田?

    人材豊富で困ったものです。

  3. 理屈はルックスに勝てない
    みんな人相悪いですね。あっ、写真の人達じゃないですよ(笑)。

    以前、「人は見た目が9割」を読みましたけど・・。理屈はルックスに勝てない。日本人のための「非言語コミュニケーション」入門!

  4. にんそう
    naotさん、おはようございます!

    >みんな人相悪いですね。あっ、写真の人達じゃないですよ(笑)。

    いえ、写真の人たち「も」でしょうね。
    みな柔道、空手の高段者ですが、わるい人たちじゃありません。
    悪役協会みたいですが(笑)。

    政治家の方は見た目も中身も(以下略)。

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