半沢直樹、原作を読みました

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赤坂通りに新しくできたインド料理店、ザ・スパイスです

遅まきながら、半沢直樹のテレビドラマ・・・先々週から見はじめました。
面白かったので、池井戸潤氏の原作「オレたちバブル入行組」を読んだのですが、 こちらも面白いですね。

最初は、サラリーマンでもない私が面白いんだから、勤め人から見たら、どんなに溜飲が下がるだろう、なんて思ってましたが、そういうモンではなく、単に勧善懲悪のドラマとして面白いのですね。

原作本人も「チャンバラ」と言ってますしねえ。

作ったテレビ局はわれらがお膝元。
たぶん中は銀行とよく似てるんだと思いますが、ウルトラマンや水戸黄門を生み出した、ドラマでは定評のあったところです。

これ見ると、変な報道番組なんかやらないで、ドラマでも作っていた方がいいんじゃないかと思いますが、ウルトラマンも水戸黄門も「誰か強者」が助けてくれるという人まかせの勧善懲悪なのに、半沢直樹は自分で立ち向かうところが違いますね。

自力で相手を倒す・・ドラマとはいえ、良い傾向なんじゃないかな〜。

銀行や公務員というのは出世しようとしている人にとって、雁字がらめの世界だそうですが、サラリーマンがぜんぶそうかというと、そうでもありません。

反対に考えれば、言うこと聞かない役人の方が困りものですが、これが世の中けっこういるようで・・・
新入社員の中には言うことを聞かず、上司に「倍返しだ!」なんて言う者もいるくらいで、一方で世の中は雁字がらめとは反対に、野方図な人たちも増殖中だろうとも思います。

そういう意味では、単にサラリーマンに溜飲を下げることだけが、ヒットの理由ではないのかも。子供の間でも「倍返し」は流行ってるそうだしねえ。

それにしても昔、護送船団方式と批判された銀行ですが、バブル以降になって、それができなくなったために、確実なところ以外に融資できなくなったという原作の一文(ドラマにもある? 最初から見てないのでわかりませんが)には、ため息が出ました。

物事っていうのは裏表があって、批判されてたことにも、それなりの利点もあるわけね。素人の感心の仕方ですが、そんなことを思ってしまいました。

それにしても原作の浅野支店長。

読んでいて卑劣なんで腹が立ってきます。
こういうドラマの設定というのは、現実を誇張しているか、それとも現実は本やドラマにできないくらいもっと酷いか、どっちかなのですが、たぶん現実にもっとひどいヤツがいるんだろうなあ。

腹が立つんだけど、何の罪もない家族がいる。
これもリアルですね。

引き続き、原作とドラマにつき合おうと思ってます。

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写真のお店は昼は行列の人気店で、この日は夜もそこそこ入っていましたが、まさに赤坂に名店誕生です!

一緒に行った外国人の友だちが無類のナン好きで、プレーンナン、チーズナン、ガーリックナン、セサミナン、バターナンと、4人で10枚くらいのナンを食べました。
ナンでそんなに食べるんだ? ナンなく完食しましたが、さすがにもう食べられナンです・・・なんて、ウフッ♪

 

半沢直樹、原作を読みました” への2件のコメント

  1. ドラマは見ていないけど、原作は以前から読んでます。
    年代と出身大学がかぶっている私にとっては、世代論なんですよね。
    同級生、それぞれ苦労してるんだろうな、と想像。

    ある意味、高校の同級生の方がのびのび生きているなあそう言えば。
    そして女性の方がのびのび。

  2. あ@花さん、おはようございます!

    おお、さすがに前から読んでますか。
    まさに、あ@花さんとかぶってますよね〜。

    ドラマでも原作でもかぶってる人たちは苦労の連続、あれは現実なんでしょう。

    >そして女性の方がのびのび。

    男性に比べて女性は地位にこだわりませんね。
    人にもよりますが、男は社会的なよりどころがないと生きていけない生き物ですが、女性はそうではないようです。

    だからと言って本場所中、関取に「アンタ、負けが込んでるじゃない」という大阪の売店のおばちゃんもどうかと思いますが・・・。

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