原発よ、どこに行く?

昨日は丸の内へ勉強会、
エレベーターで速水・元日銀総裁に遭遇するという場違いなところに行きました。
(品の良い白髪の紳士でした)。

昨日は原発先生のお話と、政治記者さんの管政権不信任案についてのお話。
以下、人の話の受け売りですが、よろしければおつきあいのホドを。

原発先生は設計者サイドなので、その分は差し引いて聞いたとしても、
ドイツあたりの報道というのが、別の意味で偏っていると同時に、
やはり自国の国益にかなうように動いているなと思った次第です。

ドイツ国内、すべての原発を今後10年で廃炉にするというのは、
ドイツには石炭という代替えエネルギーがあるということだそうです。
(もちろん原発電力はフランス、チェコから輸入)。
原発を止めても、ドイツ国内では困ることがないというのが先生の意見です。

他国にも原発停止を呼びかけ、自国の豊かな石炭を使うことで
けっきょくドイツに優位な方向へ持っていくわけですね。

しかも彼の国の技術で、インドに原発を建設するというのだから、
ドイツ発信の原発情報はハッキリ言って鵜呑みにはできないということでしょう。

現在、国内の原発で停止している数は、全体の3分の2。
来年の春には国内の原発すべてが停止するそうで、
来年の方が電力需要が心配されるみたいですね。

震災前の原発が締める電力が、全体の30%ということで、
節電はその半分の15%が目標になっているとのことでした。

それにしても水素とヘリウムだけで、無尽蔵にエネルギーを生み出せる、
核融合発電はできないものでしょうか。
先生の話だと、まだまだ夢物語みたいだけど、実際にどうなんでしょう。

拙ブログのコメントでも書いたのですが、
核融合には何万気圧と何億度という諸条件が必要(単位はウロ覚え)と聞きますから、
私たちが生きてる間は難しいかもしれませんが、
その意味で原発完全廃止は、核融合への道を閉ざしてしまうかもしれません。

まあ、太陽の中で起こることを地球上で起こすのは難しいかもね。
また、核融合は放射線を出さないと言いますが、実際にγ線が出るとのこと。
(いちばんアブないじゃないか!)

どなたか詳しい方がおりましたら、ご教示のほどを。

写真は有楽町国際ビルのマ・メゾンのホワイトアスパラのソテー。
昼間、有楽町を歩いていたら店主の阿部さんに遭遇。
目が来てくれと言ってたので、また寄らせてもらいました。

最近は大繁盛店ですね。
これも働き者の阿部さん&スタッフの努力の賜物で、食事もワインも美味しい!
自分が関わったお店に人が入るのは嬉しいものです。

原発よ、どこに行く?” への4件のコメント

  1. 政局でもあるようです
    現ドイツ政権は保守保守大連立ですが
    左派、緑の党とかに議席を奪われないよう対策としての脱原発という面もあるようです。

  2. 原発の開発
    福島の原発は旧式で、第二次大戦直後(朝鮮戦争)の頃潜水艦用に開発された物の転用だそうです。この原発を開発した人(まだ生きている)はリタイア後自分の原発の安全性が疑問と言って各国を回ったそうですが、日本政府は無視したらしい。
    チェルノブイリの例だと4年後位から甲状腺異状の福島県民が出てくるし、脳細胞は放射線による被曝を受けやすいそうです。だから認知症とか若くして始まる。
    しかししばらくすれば植物は自然に生い茂り(汚染された土からはえるから汚染された葉っぱらしいが)、牛が野生になり、鳥は放射線に弱いから落ちてしまうそうだ。
    震災直後原発についてヤバイと発言した人達はほされ、政府のあてがった人達がテレビに出るようになった。西山さんとかもあのポジションを無理に与えられた感じ。
    今テレビで原子力をコメントしてるのは、原発に反対していた大学教授がやっと日の目れた。
    等と、石先生(反原発で環境学専門の元東大講師)が言っておりました。

  3. なるほど。
    あ@花さん、おはようございます!

    なるほど、左派、緑の党ですか。
    ドイツはその辺が強そうだもんね。

    いじれにしても、国内の原発が使えなくても、
    何とかなるように考えてるわけですね。

    日本の場合、今年の夏はもちろんですが、
    来年の電力も心配なのがネックですね。

  4. 原発推進? 反対?
    すぎさん、おはようございます!

    原発を批判すると干される時代が、つい3ヶ月前まであったわけですね。

    アメリカはまだオバマ大統領が原発推進を続けようとしてるようで、
    今までの原発のタイプが、兵器とセットになって開発されたものであるのに対し、
    オバマさんがやろうとしてるのは兵器と互換性のないものだそうです。
    て、専門家じゃないので私はわかりません。
    あくまで原発先生の受け売りです。

    反対に原発推進を言うと干される時代がすぐそこに・・・。

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