山本太郎氏の反原発発言によるドラマ降板の反響ですが、
なぜ、それに自分が違和感を覚えていたか、その理由が少しづつクリアになってきました。
ツイッターでも山本氏の勇気を讃える声が高いのですが、
意外に彼が発したメッセージの中身に触れている声は少なく、
スポンサーという権力に屈せず、自分の意見を通したということを讃えてるのですね。
(業界では反原発を発言するとホサれるってホント? 誰か教えて)。
コメントでレスしたように、私が違和感を覚えたひとつの理由というのは、
「20ミリシーベルトは殺人的です」という山本氏の発言です。
この20ミリシーベルト(年間)という値がどうなのか、正直言うと専門家でない私にはわかりません。
この20ミリシーベルトという値・・・あ@花さんの言うように、個人差もあるでしょうから、
20ミリシーベルトで平気な人もいれば、1ミリシーベルトで症状が出る人もいるでしょう。
安全な値でないことは間違いないようですが、
「殺人的」という言葉は、殺人的な脅迫にも聞こえます。
「今すぐ東京から避難してください」という発言も挑発的に聞こえます。
言って大勢の人が本当に救われるなら有難いけど、そうでなければねえ。
この国は言論の自由が許されてされてますから、
(保障されてるとまでは言いませんが)、
山本氏が発言、発信するのは自由だと思いますが、
彼を役者として雇うか雇わないかも、事務所、あるいはスポンサーの自由です。
また言うことを言うからには、それなりの覚悟を持って発言してるんだろうから、
この顛末は本人もわかってやったのだと思います。
その点は立派。
また長い目で見ると、山本太郎氏の方が得たものは多いかもしれません。
でも彼の考えが正しいとも深いとも思わない。
民主主義の原則に基づき、山本氏の意見は受け入れられないけど、
山本氏の言う権利は大切にしたいというところかな。
もっとも原発発言で降板されたかはわかりません。
少なくとも、あのメッセージ見て雇いたいと思うスポンサーは少ないと思うけど。
スポンサーだって、このご時世。
反原発を言う企業だって多いだろうしね。
言う方に権利はあるけど、雇う方にも権利はあるのです。
まあ、雇う方も「反原発発言したからクビにした」とまでハッキリ言えば、
ネット住民も納得したかもしれませんが、
実際に反原発が理由だったかどうかはわかりません。
写真はヤマガタ・サンダンデロのランチ、アンヴェ・ミルー。
ランチは久々でしたが、けっこうなお点前でございました。
やはり大本営発表です
The education minister, Yoshiaki Takaki, said Friday that the government would, for the time being, ≪revert to≫ the original limit of 1 millisievert a year.
≪revert to≫ 旧状に復する 戻す(お頭注)
これについて日本のメディアは、「それによりますと、学校での屋外の活動を制限する放射線量の目安は、これまでどおり年間の累積で20ミリシーベルト以下としながらも、今年度は、当面、年間1ミリシーベルト以下を目指すとしています」(NHK)として「戻す」ではなく「目指す」と報じている。
「目指す」と「戻す」とは大違いである。
ニューヨーク・タイムズには「戻す」と言っておきながら、日本のマスコミには「目指す」という、この文科省の狡猾さよ!
誰の為の政治家か?
こうしてバレる、ということを想定できない程度の低さに、情けなさと、不安を覚えます。
添付忘れました
スイマセン、以下の添付を忘れました。
http://www.nytimes.com/2011/05/28/world/asia/28japan.html?scp=1&sq=Yoshiaki%20Takaki&st=cse
ひとつの見識
年間累積放射線量を1ミリシーベルト以下、これは全日本国民が年中浴びている自然放射線以下である、という見識が有るようです。
因みに赤坂は、0.08μSv/h です。
年間では?
Unknown
年間に浴びる放射線量の数値に関する論議は、なにか不毛ですね。
殺人量だから逃げろ、は数値の科学性を盾に取った情緒的な極論じゃないかな。
私の妹の義父は福島原発被災地の避難区域である相馬に住んでます。
その義父は広島の原爆を江田島にいた時に浴びたけれど、
82歳までなにごともなく生きてこられたから避難なんかしない、と
言い張っていました。
放射線量のグラフを見ると1960~70年が
今くらい多いんですね。
アメリカや旧ソ連が核実験をガンガンしてたからで、
私達もさんざん浴びて育ってきたわけ。
だから大丈夫って言うつもりはありませんが、
原発反対っていうなら、どうしたら原発に頼らないでいけるかの論議をしたほうが前向きですよね。
それにしてもボロボロの東電、
尾瀬を守ってきたけどそんな余裕はなくなってしまいますよね。
尾瀬が荒れてしまうのが心配です。
文科省だけに
お頭さん、おはようございます!
>こうしてバレる、ということを想定できない程度の低さに、情けなさと、不安を覚えます。
その辺は情報隠ししてるんじゃないかと、勘ぐられても仕方ないかもしれませんね。
まあ、こちらは逃げも隠れもしません。
ちゅうか行くとこも、行くつもりもないけど、
ウソつくならもっと上手くつけってところでしょうか。
文科省だけに、そんな”もんか、しょう”がねえ・・なんて、ウフッ♪
年間で約30ミリシーベルト。
原発が早く収束してほしいものですが、
だいぶ知り合いの原発先生の話と違うな。
最近は脱原発派に近づきつつある管理人ですが、
だからと言って、風力も太陽光も何か気にくわないところです。
木の芽
すずめさん、おはようございます!
ををを!
奇遇ですね!
私の義父も江田島で4歳の時に被爆していますから、
ガンガンに放射線を幼少時に受けたクチであります。
ですから、相間のお義父さまが引っ越ししないというのもわかります。
八十歳過ぎたら、避難しろなんて言われてもねえ・・・。
このあたりのキョーフの度合いって、科学と迷信がごっちゃになってるカンジがするので、
私はあまり考えないことにしています。
ガンになる時はなりますし。
それにしても展覧会の準備、如何ですか?
ほぼ完了と見受けましたが、今週行きますので
よろしくお願いいたします。
それから山椒、届けないとね~。
ちゃんと
would の意味を汲めば別に文科省が二枚舌だと思いませんが?
そういうとこすっとばして大騒ぎする日本のメディア多かったな今回。
するーする
あ@花さん、おはようございます!
ご指摘、ありがとうございます。
実は英文はするーでした。
ちゅうか、誤読することも、読んでも意味がわからないこともあって、いつもスルーです。
英文に関するコメントは、今後控えることにいたしましょう。