箱根の魔物 実は己の心かな


昨日、箱根から戻りました。
以前から母が港区の保養所・みなと荘を予約していていたのですが、
たまたま母の快気祝いになってたというわけです。

今回2日目、台風の狭間に浅間山(せんげんやま)に登りました。
たまたまみなと荘の横に入山道があったので、2時間半かけて頂上まで往復しました。
画像は頂上を帰宅後、スケッチしたものです。

頂上といっても見晴らしの良くない野っ原が広がったT字路で、
台風のはざまで雨は降っていなかったけど、絵のように昼でも不気味な場所でした。
まるで黒澤明監督の「蜘蛛巣城」や「乱」に出てくる、魔物が出てくる森みたい。
ひとりでのぼり、私以外は誰も人間はいなかったので、実はこわくて仕方ありませんでした。
大平台は戦国時代から人の住む集落だったそうで、何かここであったのかな。

あとでホラー脚本家の弟に聞いたら、
「七人の侍」など、黒澤監督の主なロケ地は箱根なんですね。
箱根の地には何かがあるのかもしれません。

またイノシシが出ると聞いていたので、ガサゴソ音がすると怖い怖い。
犬のように「ガルル」と唸り声をあげながら、上り下りをいたしました。
動物が威嚇する唸り声の理由がわかった次第でございます。

それにしても恥ずかしいのは、家に帰ってからデジカメがなくなったと思い込み
うわうわ騒いでしまったこと。

最後の海老名の休憩所までデジカメがしっかり手元にあった上、
不用意に上着のポケットに入れていたため、
スラれたか落としたしたと思い込んでいました。
(私、未然に防いだものを含め、何度かスリに遭っているもので)。

それにしても自分のうっかりを、いもしないスリのせいにするとは情けない。
ポケットの構造上、落とすことは考えにくいので、たぶんスラれたと思ったのですね。

さきほど、切り替えて絵を描こうとしたところ、
まったく記憶のない床の上にデジカメがころがっていたではありませんか。
たぶん、上着を脱いで置いた拍子に、そのあたりに転がったんでしょうな。
データもおかげさまで無事でした。
見つかったのはいいけど、まだ情けない気持ちでいっぱいです。

少数ですが、お騒がせした方々には深くおわび申しあげます。

行きのバスでも、貴重品を盗られたと叫んでいた老夫婦がいました。
それはホントに貴重品をなくしていたのですが、
実際は海老名の休憩所に落としていて、親切な人が届けてくれて事無きを得たようです。
しょうがねーなと笑ってましたが、自分も似たようなことすると・・・。
猛省の必要ありです。

おかげで何枚かスケッチが描けました。
写真にたよらず、もっとスケッチを心掛けるないとね。
もしかしてこの時、魔物が棲んでそうに感じたものとは、
自分の煩悩や弱さだったのかもしれません。

幽霊の正体見たり枯れ尾花、とはよく言ったものです。

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