台湾3日目の午前中は、お決まりの故宮博物院に行きました。
私と母は故宮に何度も足を運んでいる上、飛鳥クルーズでも一緒に行きましたが、
家内と義母と弟は初体験です。
家内は台湾には一度、職場関連の友だちと行ってますが、
故宮は”時間のムダ”と言われ却下されたんだとか。
(うーん、友だち・・・教養なさすぎだぞ!)。
また、義母は親戚やお友だちに婿どのが、
拙著「堪能故宮」を片手に故宮を案内してくれると楽しみにしてる、と聞き、
そんなら故宮エスコートはオレにまかせろと、
実は、私自身がいちばん気合いを入れた状態で故宮に向かいました。
はじめに向ったのは、もちろんお約束の豚肉と白菜です。
「翡翠に彫られているのは手前がキリギリスで、奥の小さい方がイナゴです。
キリギリスとイナゴの違いは、脚の長い方がキリギリスで・・・」
「まあ。なるほど、意外にお小さいのに何て細かい彫刻が」
「肉は以前、自然の石をそのまま使ったと言われてましたが、
実はこの毛穴は巧みに彫られたもので、ゴニョゴニョゴニョ」
「まあ、本物そっくりに作られてると思ったら、そんな工夫がされて」
・・・と、ここまでのつかみは順調でしたが、
「中国文明の精髄は、殷代から周代にかけての青銅器文明にありまして・・」
「私、青銅器には冷淡なの」(家内)と、うむむ。
肉と白菜を見たあとは、みんなのテンションが急激に下ってきたぞ。
「私、陶磁器や象牙はもういいから、書をじっくりみたいのよ」と母(書家ですから、この人)。
「私は乾隆帝の展示が見たい」と、家内(この人は”蒼穹の昴”にハマっています)。
「私はどれでもようございますのよ」と義母。
(どれでも良いという義母の言葉は意外にクセモノですが・・・)。
それでも何とか皆をなだめすかし部屋をまわるうちに、
故宮の効きすぎたエアコンに当たったのか、
私自身のおなかがグルグルしてきたので、急いでトイレに直行!
まあ故宮でトイレには困らないと、油断して用を足しホッと一息ついたところ、
普段なら直系40cmはあろうかというトイレットロールが
カラカラとむなしい音をたてて回ります。
(紙が・・・ない)。
背筋からイヤーな冷たい汗が流れてくるのを感じながら、
ふと便座の脇を見ると、使った紙を捨てる中華式ボックスと、
日本語で書かれた台北のパンフがあるではありませんか!
秋葉原や浅草では、中国人が便器の外に紙を捨てると悪評ですが、
この時の私にとって、パンフとボックスは天の助けです。
ツルツルしたアート紙はちり紙には向きませんが、パンフの紙は十分な量(以下略)。
十分時間をかけて、余分なものをふき取りトイレから出ると、
「ずいぶん時間がかかったわね~」と母。
事情を正直に説明すると、
「や~ね~、アンタ。ちり紙あげるからキチンと拭いてきなさい!」
「マスオさん。紙なら、ほらこんなにたくさん」
「恥ずかしいわね~。故宮来て何やってるの」
「いいからキミ、早くとにかく拭きに行きたまえ」
うぬぬぬ。弟まで一緒になって、何を生意気なことを!
義母から大量のティッシの束をもらって、再度トイレに戻ったところ、
係のおばちゃんが巨大なロールを持って私の前を横切ります。
まったくタイミングの悪い・・・おばちゃん、あと5分早くきてくれよな~。
台南のチマキ屋さんといい、故宮博物院といい、
どうも人間、いいとこを見せようとするほど、ハズしてしまうようでして・・・。
写真はこのあとに行った鼎泰豊の小籠包とエビシューマイなど。
右下は同じ永康街にある「永康15」のフルーツかき氷。
昨年、閉店した冰館(ピンクゥワン)のあとにできた店で、
マンゴの美味しいは変わりませんでした。
ローラアシュレイのハンカチ
いや~、大変でしたね画伯。
私にも似たような思い出あります。
中学校のときです。
早退して帰っているとき、給食の豚汁が当たったらしく、お腹が緊急事態になりました。
途中、小学校の体育館側にあったトイレに駆け込んだんですが、トイレットペーパーが……(汗)。
5分くらい悩んだ末、お気に入りのハンカチでふきふきしました。
なんであのとき、サンリオの安いキャラハンカチじゃなかったんだ~~~(涙)!!
堪能してます
いやあ、このたびのご旅行についてはご出発前から堪能させていただいているんですが(よそのおうちのことながら)
身体を張ってまで笑いを取るなんて、さすが画伯はエンターテイナーですね。
その心意気を買って、おやじぎゃぐも我慢しようと思います。
リンダこまっちゃう
山本リンダさんの「こまっちゃうな」の替え歌を思い出しました。「こまっちゃうな~トイレに紙がない~♪」
皆様にちゃんと拭きなさいと言われつつティッシュを差し出される図が(笑)
我が夫は、私がうっかりトイレットペーパーを出すのを忘れた時は、「おーい、紙がみてとるどー」と、おらんでます。
「おーい」で紙が出る幸せを噛みしめて頂きたいと思う私。ビミョーな距離でトイレの前に置いて逃走するというイタズラをします。
数秒後「わりゃー」という声が・・
訳) みてる→無くなる おらぶ→大声を出す です。義父さまご存知ですかね。 とらげる→片付ける、も知ってらっしゃるかなー。
使えなくなって
ちゅん平さん、おはようございます!
おお!
ちゅん平さんも同じ経験を持つ同士でしたか!
それにしてもローラアシュレイのハンカチ、
検索しましたが、
これはたしかにちゅん平さんにジャストフィット。
http://online.laura-ashley.co.jp/fs/lashop/c/f_handkerchief
使えなくなって(笑)気の毒でした。
先日、痔の手術をした友人は、
術後は洩れるので(大が)おしめをしてるようです。
台湾キティ
あ@花さん、おはようございます!
いや~、そう言っていただけると嬉しいな。
でも、笑いを取るために故宮に行ったわけじゃないんですが・・・(涙)。
あ@花さんには例によって、台湾キティちゃんのおみやげがありますよ。
台北にもキティランドはあるみたいだけど、そこは行けませんでした。
ウン禁止令
いっちゃん、おはようございます!
昔、「がきデカ」というマンガがあり、
こまわりが西城に殴られたあと、
「今度、トイレに入る時は紙があるかどうか確かめるんだな」
「それで捨てゼリフのつもりかい」なんてフシがありました。
でも、それって私にとっては捨てゼリフそのままでした。
ご主人のやりとり、ホホえましいですな。
昔、実家にいた時はよくありましたが、
今は夫婦ともどもトイレットペーパーはマメにチェックするので、それはありません。
(わが家ではトイレットペーパーのことを”トパ”と呼びます)。
で、トパのストックがなくなりかけると、互いに「ウン禁止令」が発動されますが、
守ったことはありません・・。
運(?)が悪かった・・・
カトちゃんじゃないけど、みんなこういうネタ好きなんですよ。
いざとなったら人間はなんでもします。手帳の紙まで柔らかくしたり(笑)。それが生活の知恵です(←意味開き直り)。究極は不浄の手ですよ。
昔、ハンカチで鼻をかむ部長がいて、これは奥さんが洗濯する時大変だろうなぁ~と思ったことがありした。
1ブーン、2ブーン
naotさん、おはようございます!
下ネタでスミマセン。
それにしても、あの時日本語のパンフがなかったらどうなっていたことか(汗)。
パンフははじめから破られており、不完全な姿をしてましたから、
私と同じ目に遭った日本人が親切に置いて行ってくれたのかもしれません。
トイレットロールを置きにきたおばちゃんも、その方のご指示かも。
そういえば西洋人はよくハンカチでブンブン鼻をかみますね。
私たち夫婦は、なぜかウィーンでよくそれを聞き「1ブーン、2ブーン」と数えまして、3日ほどの滞在で50ブーンほど数えたのを覚えております。
それから、これ私もやりましたが、洗濯で簡単に落ちますよ。ご心配なきよう。