野毛のディープな中華「萬里」にて

展覧会の店じまいをするマグダさんは、NY在住のブラジル系アメリカ人です♫

昨日は冷たい雨の降りしきる中、NY在住のアーチスト、マグダ・デホセさんの個展に横浜関内に行ってきました。

ああ、横浜スタジアムが見える! 久々の横浜だ♪

でも、スタジオや中華街は素通り。
球場とは反対方向の楽画廊というところに直行です。

こちらがマグダさんの作品。元は版画家ですが、今回は立体。繊細ながら、美味しいそうなテクスチャーが魅力です。ファンのおじいちゃんが作品を購入していました。

作品を見て感じる方もいるかもしれませんが、マグダさんは大変な日本びいき。

展覧会の楽日のあと、今回は野毛に外国人が喜びそうなディープな食事処はないかと聞かれ、あ@花さんに紹介してもらった「萬里」というお店に行きました。

実はわたしも萬里は初体験。
地元では有名な店らしく、一緒にいた友だち、画家の成田さんはここの社長さんと知り合いでした。
↓ この方、自分が気に入った若いお金のない画家たちの作品を購入して、サポートしてあげてるという、なかなか立派な方であります。

店内はたしかに昔の作り。

なにやらつげ義春の世界に出てきそうな、懐かしい作りです。

左下にある絵は、社長が昔購入した画家・成田朱希(なりた・あき)の、20代の極貧時代に描いた自画像です。彼女の来店で、屋根裏から引っぱり出してくれました♪

で、料理はというとこんな感じ♪

見ての通り、典型的な昔の中華ですね〜♪

昔懐かしい味に舌鼓を打ちながら会話に夢中になって3時間。
昔の中華の味って、なんか共通点があるよね〜。

と、言いつつ、おわりの方に出てきたお新香を食べて、懐かしい味のモトが判明しました。

文字通りの「味の素」です!

いやいや、わるく誤解しないでください。
「美味しんぼ」以降、味の素は健康志向の人たちから目の敵にされてますが、体に悪いというのは、どうやらデマだそうです。

味の素の摂取しすぎには、俗にいう副作用でチャイニーズレストラン症候群という、舌が痺れる症状があると言われてますが、これも科学的な根拠はないそうで、イタリア料理やメキシコ料理などの方が、そういった症状が出やすいというデータもあるんだとか。

ただ、味の素の場合、敏感な人は少量でも気になるので、そんなことを言われるようになったのでしょう。
舌が痺れるというなら、中国山椒の花椒(ホアジャオ)なんか凄いですからね〜。

いずれにしても摂り過ぎはイカンゆうことで、分量を超えない隠し味程度に使う分なら問題ないでしょうし、まして体に害があることはないと思います。
(ちなみに、わが家には置いてませんが(笑)。

そりゃー食べ物の味が壊れるほど入れれば、そうなっても不思議じゃありません。お酒だってお塩だって、お砂糖だって取りすぎはまずいですからね。

ただ、油を使ったほかの料理では味の素が気にならなかったのが、お新香では気になってしまったというワケですね。(これだけは食べてすぐ、友だちと笑ってしまいました)。

そういえば、わたしの祖母たちはタクアンやキュウリのぬか漬けに味の素かけていたよな〜。
あの周富徳さんも料理番組で化学調味料を入れてるの見た事がありますしね。

わたしの子供の頃は、必ず食卓に味の素があったものですが、最近では使うことないので、たまに昔の中華を食べると、そんなことを思い出します。

↓ こちらの写真は、二次会に使った萬里の目の前にあるお店。マグダさんを前にご満悦のマスターです。

5時くらいから初めて、11時半近くまでの楽しい晩餐会でした♪

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