昨日、ブログアップした「平清盛」の「王族」連呼の件、
ネット上ではちょっとした問題、話題になっているようです。
拙ブログのコメントに反論が入ってるわけじゃありませんが、ネット上で見つけた意見がこちらです。
「王家」は当時の一次史料にもある表現であり、間違いではない。
「王政復古」という言葉もあるように「王」という字の持つ意味の範囲は広い。
NHKも説明不足な面はあったかもしれないが、
目くじらを立てて批判するほどのものではないのではないか?
NHKが可哀想だね。
歴史考証をちゃんとしてるのに、日本史に無知な人達から攻撃されて。
「王家という表現がおかしい」と言ってる人たち、ホントにうるさい。
じゃあ当時どういう風に天皇家や朝廷のことを言っていたのか、
確たる証拠はあるのかしら?天皇家?ありえない。
予想通り「王家」に関して発狂してるのがいてなんともはや。
なるほど、たしかに「王政復古」と言葉もあることだし、
専門家が調べたとあらば、おそらくは歴史考証的には間違いではないでしょう。
その点は、知らなかった私の勉強不足であります。
ただ、それを知らないから「無知」と言う(自分だってあとから知ったはずなのに)、
後出しジャンケン的な意見を、匿名で言うのも如何なものかと思います。
(まあ、自分に直接言われたわけじゃないんだけど)。
またこの場合、歴史考証的にどうだったかということは二の次でしょう。
今までの時代劇でも、私が知る限り「朝廷」を「王族」と呼んだものは記憶にありません。
(あったらご教示いただきたいです)。
中国や朝鮮半島との関係が、必ずしもうまく行ってない今、
公共放送がわざわざ「王族」という言葉を用いるのは、作為と思われて仕方ありません。
それを歴史考証までさせて、
「王族」呼称の正当性を主張するというのは如何なものでありましょう。
ここで一番問題なのは歴史考証ではなく、制作者サイドに大陸や半島におもねる意図があったかどうかです。
ドラマだから許されるという話ではありません。
むしろドラマだからこそ問題なんだな。
拙ブログでも取り上げた韓流医療ドラマ済衆院(チェジュンオン)では、
徹底的に日本が悪役に仕立てられていますが、
ドラマが面白い分、リテラシーのない人には「日本人は悪いことをやった」というすり込みがなされるのです。
世の中には、「お話だから良いだろう」と理解できる人ばかりではなく、
悪役=悪い人と思い込む人も多いものですから、その点は表現の自由を阻害しない範囲で注意したいものです。
(プリズンブレイクのTバック役、
ロバート・ネッパーさんはなどは、よく姿を見たご婦人から逃げられるそうですから)。
これとよく似た問題が、捕鯨問題に従軍慰安婦問題かな。
たとえば一部の新聞社が言うように「日本は鯨なんか食べなくてもいい」と言って捕鯨を放棄すれば、
政治的には南極まで領有権を主張してる
オーストラリアやニュージーランドの主張を認めることになります。
看過して良い話ではありません。
王族呼称問題も同じことで、それを認めれば日本が中国や朝鮮半島の臣下になると認めることになる。
(少なくとも、彼らはそう見なすでしょう)。
従軍慰安婦問題も、もともとは高給を得るために自らの意思で日本に出向いていったprostituteでした。
それを、しないで良い謝罪を日本政府が公式にしたために、
未だ我が国は済んだ話について「謝れ」と言われ続けているのです。
「王族」の連呼も黙っていると、大きな問題になりかねません。
ここはうるさいなどと言わず、きちんと考えてほしいところです。
写真は稽古総見の稀勢の里。
今場所はホントに強いっす♪
言葉遣い
こんちは。一応言語を生業とする者としての見解です。
うちらの世界も「障害」だとか「障がい」だとか「障碍」だとか色々方針が人によって違いますが
私の表記に対する方針は「中立」ってことなんです。つまりそのときいちばん多くの人が違和感を感じない表記をまんま採用するっていうこと。
脳みそ先生の本は、先生ご自身は「障がい」という言葉を使われる立場ですので本文ではそれを活かしましたが
流通現場ではまだまだ違和感を感じる人が多いです。だからタイトルは「障害」を使いました。
趨勢が変わってくれば将来的に出す本のタイトルは表記を変えていくことになるでしょう。結局多くの人が戸惑わないというのが一番の読者サービスだと思ってます。
だからこそ「王族」という表記には、疑問符がつきますね。だいたい大河がそんな何もかも時代考証ふだんからきちんとやってますかね?
「利家とまつ」のとき、北政所とまつが二人で温泉旅行して夫の浮気の愚痴とか言ってましたよね。現代のサラリーマンの妻みたいだなと思いましたです。
国王ではなく天皇だというのが一般日本人の理解なのだから、王族というからにはなんらかの意図があったと深く読んでしまう人がいるのはNHKも甘んじて受けなければいけないのではないでしょうかね。
それにしても朝廷だか王族だかひどい時代だったので、そういう意味では王族と呼んだほうがかえって不敬ではないかも? なんてね。
私は昔から清盛は悪人ではないと思っていたので、今年は見ると思います。
複雑怪奇
>ここで一番問題なのは歴史考証ではなく、
>制作者サイドに大陸や半島におもねる意図があったかどうかです。
これが全ての根源でしょう。
母国(人)というのが在って、それを贔屓するのは至極当然です。
これは誰も否定できない、動物としての人間の本性。
従って、どうしたって、母国(人)へは贔屓目に成る。
ただそれが、致仕方なく自然なものか、作為に満ちているものか。
前者はそれこそ致仕方ないが、
後者に他人の慈愛の眼差しを望むのは無理というもので、
この理屈は古今東西、老若男女、自然な反応ではないでしょうか。
そんなことあるもんか、人は皆平等、性善説在るのみ、
という脳内お花畑が神のニンゲン初期設定であれば、
世界はとっくに一つに成っていたでしょう。
では現実にはどうするのか。
ニッポン人の感性ですと、正々堂々とした方が、得だと思うのです。
作為に満ちた手段で訴えても、不自然さを感じられてしまえば、おしまい、
どころか、反って大きくマイナスでしょう。
時間の浪費、遠回り。
最近膝を叩いたのですが、
韓国は戦後の日本を知らされず、
日本は戦前の韓国を知らされなかった、
ということでした。
加えて申せば、日本は戦前戦中戦後の日本を知らされてない。
また、マッカーサーによって大和魂(≠ファシズム)を骨抜きにされました。
もういいかげん、様々な面で普通に自国を贔屓にしていいはずです。
じゃなければ、ナデシコジャパンを、「恥ずかしいことだ」、
としないといけません!!!???
急いてはことを仕損じる、地道で真っ当な学習が必須ですね。
(少しだけ、裏もね???)
少しだけ、裏を???
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120110-OYT1T01017.htm?from=main2
イドビンちゃん、国政に打って出たいから、
今から売名したいんでしょ?????
http://www.idotoshi.net/
さあ、ホントはどうなんでしょ?
Unknown
ウチの知事は
「画面が汚い」と批判されたとか
…
ソコ…か…
(平和)
違和感を”言わんか”
あ@花さん、おはようございます!
>そのときいちばん多くの人が違和感を感じない表記をまんま採用するっていうこと。
まさにそこですね
むかし国鉄民営化の時に、山手線を「E電」と呼ぼうとか、
10数年前も初老の人を「実年」と呼ぼうなんてキャンペーンがありましたが、
けっきょく誰も使う人はいませんでした。
つまりは言葉として違和感を感じるかどうかが肝心で、
大河ドラマの「王家」という呼称は、
普通の神経を持っている人なら、聞くだに何かの意図や違和感を覚える使い方だと思うのですよ。
個人的には「障がい」もあまり好きではなく、
「警ら」とか「躁うつ」のような、本来漢字で表記されるものに、
かなが混じるのは、あまり美しく感じないので好きではありません。
ただ、これは許容範囲かな。
>私は昔から清盛は悪人ではないと思っていたので、今年は見ると思います。
私も同感です。
ただ、私の場合は源頼朝かな。
実はもっとも尊敬する武将のひとりです。
ナショナリズム
お頭さん、おはようございます!
>じゃなければ、ナデシコジャパンを、「恥ずかしいことだ」、
としないといけません
そうですよね。
ナショナリズムがイカンとするなら、そうなると思います。
ただアメリカ在住の友人が、
「日本は右翼化している、なんて噂が立ってる」なんていうことを言ってましたが、
米国は自国のような、ナショナリズムに日本が走ってほしくないでしょうな。
米国に帰化するときには、誰もが聖書に手を当てて星条旗に忠誠を誓うわけですが、
それは我が国にやってもらいたくないようです。
ちなみにサイトの返礼ですが、こんなものがございます。
http://blog.livedoor.jp/himasoku123/archives/51688697.html
画像は削除されたようですが、おおよその感じは見当つきますな。
こんな連中は教育現場から早々追放すべきと思いますが、
「王族」表記の病根はこんなところにもあるのかもしれません。
お門違い
かよままさん、おはようございます!
>ウチの知事は「画面が汚い」と批判されたとか
このコメントに抗議殺到。
なんだかわかりませんが、画面が汚いはお門違いですね。
知事は「王族」呼称をどう考えているんだろう。
そちらの方が聞いてみたいですけどね。
教師、先生とは
http://www.news-postseven.com/archives/20120111_78823.html
>こんな連中は教育現場から早々追放すべきと思いますが、
>「王族」表記の病根はこんなところにもあるのかもしれません。
先生とかは、生徒とかに時間を費やして至福なんじゃないの?
それ以外のことに熱心に成れるなんて、
度量が大きいなあ???
いや、素晴らしいことだ!!!?????
それを認めない行政からは、どんどん離れた方がいい。
海を渡って、王族の臣下に成るのがいい。