先週末、精神医学界のカリスマ、大大大先生こと神田橋條治先生の新著
「発達障害者は治りますか?」(花風社刊)のイラストがアップしました。
神田橋先生は精神医学界のみならず、障害者の世界でもカリスマ的存在です。
治らない、手がつけられないという患者さんでも先生の手にかかると、劇的に症状が軽くなる。
・・・という話を聞いて、私は先生が治療している様子を収録したDVDを11時間分、
ぢっくりと拝見しました。
そこからマンガ原稿を起こすためでもあります。
実際に繰り返し見た部分を入れると11時間では済みませんでしたが、その結果わかったことは、
すごく理詰めで治療をしているということですね(シロートの生意気な感想で失礼!)。
他の人の例をあげると、このブログでもよく、とりあげるアル・ケッチァーノの奥田シェフは、
天才的味覚と嗅覚の持ち主といわれ、実際に人の手の匂いを嗅いで朝食べたものを当てたりします。
でも、本当に奥田さんの真骨頂は、
そんなパフォーマンスではなく理詰めで料理を組み立てることなんです。
カブならカブを食べて食べて飽きるまで食べて、
それじゃあ飽きた時に、どの食材ならもう”ひとカブ”食べられるか探す。
彼の本当にえらいところは、研究熱心な勉強家で働き者、そして正直者だということなのです。
神田橋先生の偉大なところは、
それに加えて、少しでも多くの患者を治そうという慈愛の気持ちでしょう。
「医者なら患者を治さないといかん」
これは素晴らしい言葉!
医療の本分を簡潔に述べてるだけでなく、すべての職業の本質を言い当てた金言だと思います。
いや~、この本のお手伝いをできて良かった。
イラストはカバー絵の神田橋先生です。
うちら凡人でも
うちら凡人でも「あ、こいつは昨日深酒したな」とかわかるよね。そういうのがものすごく進化した感じなのかなと思いました、天才って。才能だけじゃないのね。理論があるのね。それにしても8歳の男の子からカリスマまで、うちはとにかく前向きで明るい性格の著者に恵まれてるよな~。きっと私の人徳の賜物だろう(自画自賛)。
あ、それと神田橋先生がお酒がお好きだと画伯もうちの亭主も私も一目でわかったのに、下戸の岩永先生がわからなかったのは、経験の差ってやつね、きっと。見てきた酒飲みの数が違うんでしょう。
あ、あと
表紙の絵はもう一枚のほうを採用しました。
昨日は休肝日(ビールも)
若い頃、ルキノ・ヴィスコンティ監督の「ヴェニスに死す」を見て、「何て霊感に富んだ作品だろう」と思ったことがありました。
ところがあとで、すべて計算づくめで作られていたことがわかり、原作にない回想シーンもトーマス・マンの別作品に書かれていたことがわかりびっくりしました。
それ以来、”インスピレーションは論理の集積”だと考えるようになりました。
でも、マスコミとかが見て取り上げるのは「野生のカン」なんだよね~。
で、そーやって構築したと思っていた神田橋先生のイラスト・・・たしかに酔っ払いみたいですな。思い込むとハズれます。
あら
画伯はご存じないのかしら。ビールは水と同じで中性名詞だから、アルコールに勘定しないのよ。だからビールだけの日は休肝日だというのがわが夫の主張。妻の私も従順に(当社比)これをルールにしています。
うーん
お二人に休肝日なんていらないでしょうけどね~。
つまんないこと、ついったーの方に書いておきました。
いや~、思ったより便利なツールですな。
Unknown
この本の発売を心待ちにしております。
ありがとうございます!
エムエさん、おはようございます。
一読の価値ありです!
ただ書名が間違っています(汗)。
リンクを考えて、直さないでそのままにしてますが、
また正しい書名でアップするので、
よろしくお願いします。