ツイッターは落書きだの時間のムダだのといった声もありますが、
落ち着きのない私にとっては、気分転換に格好のツールであります。
で、昨年末に誰かが「朝からマーラー。年末だからそれもよし」とのツイートを見て、
ラジオをつけたら、たしかに朝からマーラー特集。
1時間前のツイートなのに、まだ同じ曲が流れてるところなど、さすががマーラーです!
私にとって、今はあまり聴くことのなくなった作曲家ですが、
マーラーこそは絵描きになるきっかけを作った人だったことを、
ツイッターのやりとりで思いだしました。
それをリツイートしたら、年が明けてから、別の方Aさんからツイートが入ってきました。
A:マーラーはお好きですか?
年末年始で聴き込んでもよく分からなくて、
今は『ドン・ジョヴァンニ』(フルトヴェングラー)のDVDで落ち着きを取り戻してます。
ははあ、なるほどとすぐに返信。
私:マーラー歴、実は私は長くて中学生の時でした。
よくわかんなかったけど、「復活」と「大地の歌」を聴いて、
何て恐ろしい音楽だと思ったのがはじめでした。
今では殆ど聴くことはないけど、たまに聴く時は頭がマーラー脳になってる時でしょうか。
普段は耐えられないかな。
A:やっぱりそうですか。マーラー、もう少し辛抱して聴いてみます。
もしかしたらブレイクスルーするかもしれないから。
やっぱり世紀末ウィーンは恐ろしいですね。
私:辛抱してマーラーはキツいですね。
マーラーの交響曲は、立派なようで少女趣味みたいな陳腐な面も多く、
ツギハギの鵺(ぬえ)みたいな音楽です。
ご存知でしょうが、5番のアダージェットあたりをサラッと聴くのがオススメかな。
普段聴くならマーラーよりモーツアルトでしょ。
そしたら別の方Bさんから、こんなおほめのツイートが。
B:マーラー交響曲の的確なご解説に朝から目を丸くしております!
しかしナゼかマーラーを聴きたくなってしまうという(笑)。
私:お誉めにあずかり恐縮です。
だからこそマーラーを聴きたくなるのかもしれません。
私自身は中学生3年の時、ワルター指揮の「大地の歌」を聴き衝撃をおぼえ、
中国風の絵を描いたのが画家を志すきっかけでした。
聴かなかった方が良かったかもしれません(笑)。
・・・と、ここではじめて永く忘れていた、自分がなぜ絵描きになろうと考えたかを思い出しました。
(中三でマーラーは背伸びしてたんでしょうが)。
大地の歌は、声楽のテキストに李白や孟浩然などの唐詩を使っていたので(ドイツ語訳)、
それに合わせて中国風の絵を描いたら、自分でそれが気に入ってしまい、
それから画家になろうなんて思い込んでしまったのですね。
今から見れば、稚拙な絵だったに違いありませんが、
私の絵もけっこうツギハギだらけの鵺みたいな絵でありまして、
マーラーとは体質が合ったのかもしれません。
子供の頃から絵を描くのが好きなことは好きでしたが、
中3になって大きな画用紙に絵を描いてる私を見ながら、祖母がこんなことを言ったのを覚えています。
「絵を描くのも良いけど、絵描きさんがみんな上野に出しながら、
なかなか入選しないでいて大変なんだよ」
(つまり食べていくのが大変という意味ですね)。
写真は3年前、銀座のギャラリーミリュウで開いた個展会場のようす。
今年は新宿の京王プラザホテルのギャラリーですので、ずっと広くなります。
大きい作品を描かないといけません。
私は「山形山水図屏風」の前までは、どんな大きい絵でも下絵を描かずに、
直接カンバスに攻撃をしかけていたのですが、今回から下絵をキチンと描く予定です。
どうせ、下絵通りにはなりませんが、
やはり設計図を描いた方が時間効率が良いことに、この歳になってはじめて気づいたというわけで・・・。
いつまでも未熟者でございますが、作品はどうぞお楽しみに!
話題になってたので
家中探したけど一枚しかなかった。一番が一枚。
たぶんうちはマーラー嫌いなんだと思う。
マーラーは
あ@花さん、こんにちは!
どう考えてもマーラーみたいな、しちめんどくさい音楽と御宅さまの相性が良いとは思えませんな。
もっともマーラーはオーナーとやりあうたびに楽団を去り、
そのたびに地位が上がっていったそうです。
人と仲良くしようとは思わなかった人だそうで、
その点だけは御宅さまと(以下略)。
麻辣
西安の「マーラー刀削麺」も好きです。
航空会社のマイルをためる人は「マイラー」。搭乗せずに提携クレジットカードなどでマイルを貯める人は「陸(おか)マイラー」。私もいつのまにかミリオンマイラー(1,000,000 mile flyer)になってました。一生涯のstatus頂きました。
シンガポール
naotさん、おはようございます!
ミリオンマイラーおめでとうございます!
そこまで行く人、私ははじめて会いました。
今度はシンガポールで、”マーラー”イオン?・・・なんて、ウフッ♪