「2位じゃダメなんでしょうか」は正しかった?


昨日の火曜会では、たまたま宇宙開発にかかわる学者さんと同席し、
いろいろ話を聞く機会を得ました。
先の「仕分け」にさぞ苦労されてると思いきや、もちろん予算を削られて困っているものの、
意外にサバサバしていて、「これも本当に必要なものが何かを見極める、良い機会です」
といったことを言ってました。

また蓮舫議員のスパコン事業仕分けについても聞いてみたのですが、
「世界一になる理由は何があるんでしょうか?」「2位じゃダメなんでしょうか?」
というセリフにさぞお腹立ちと思いきや、
「いや。それは実は本当のところです。あの質問はすごいですよ」と言うではありませんか。
「え? そうなんですか」
「そんなに凄いスパコンがあっても、何に使うのかわからなければ意味がないでしょう。
 ワープロ以外にコンピュータを使わない人が、
 映画が何10本も編集できるようなコンピュータを持ったところで宝の持ち腐れでしょ」
たしかに身近な電化製品でも1割性能が良いものを買おうとすると、
価格は2倍にも3倍にもなったりしますからね。

そういえば映画「アポロ13」では、今のようなコンピュータがない時代、
学者たちが計算尺で軌道計算をする場面がありました。
宇宙開発も分野によっては、世界一のスパコンが必要なんでしょうけど、
そこまでの研究というのは、そんなに多くないのかもしれません。
スーパーコンピュータの需要は軍用が多いようで、
そのあたりが各国が鎬(しのぎ)を削って研究している理由のようです。

まあスパコン、2位じゃダメなんでしょうかという意見に、
100%賛同したわけじゃありませんが、
インドが費用も時間もかかる重工業より、
頭脳ひとつで安価に勝負できるITに目を向けたように、
お金をかけない方法というのが何かあるのかもしれません。
アートはどうだろう? 何かできないものかしら。

写真はアゴについたムダ肉を除去する道具。
私には1日100回以上のマッサージが義務づけられています。

「2位じゃダメなんでしょうか」は正しかった?” への2件のコメント

  1. 宇宙開発は
    宇宙開発は、応用科学で、基礎ではないからです。
    その宇宙開発の先生は、日本人が作った素材でなくても、日本が特許を持ってる材料でなくっても、設計がしっかりしていれば、宇宙には行けるんだと思われているのかもしれません。
    しかし、それではそもそも、宇宙に行く必要があるのでしょうか?
    宇宙開発は、景気対策、雇用対策とセットでなければなりません。
    宇宙に行けるならなんでもいいと思うのは、国に対する裏切りです。
    膨大な予算を使って海外に特許料を払い部品を買うとなると、国内にお金が回りません。貧しい町工場の作るネジ一本まで特許を取り、国産して、外国に、それ欲しい、売ってくれ、作ってくれ、と言わせてなんぼではないですか。
    スパコンは、科学技術の特許を取るだけでなく、薬の特許を取るのにも必要だし、為替の安定にも必要です。
    特許はより早く申請した方が勝ちという原則があり、スピード勝負です。
    スパコンは借りればよいとか、遅いので十分というのは、残念ながら誤りです。

  2. データの活用
    ”応用の”さん、おはようございます!

    聞いてみれば、それも納得・・・というより、本来の意見ではありますね。宇宙開発は軍事開発とよく似ている、なんて言われますが、たしかに一般ユーザーが使うパソコンとは、違う次元にあるもの。しかしながら、今の口蹄疫の問題もそうですが、そのあたりの真実は素人にはイマイチわかりません。

    その学者さんが言うには、開発の重要性もよりも、もっと大切なのは、それで得たデータの活用だと言っていました。そのあたりはどのようにお考えでしょう。ご教示いただければ幸いです。

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