パンがなければケーキを


私の友だちに弓道の高段者がいて、さる道場で指導をしているのですが、
弟子の中にベルギーだかフランス人の女性がいたそうです。
(ほかにもロシア人、アメリカ人、ハンガリー人などもいて、国際色豊かだそうです)。

その道場では、稽古の前か後に決まって雑巾掛けをするのが日課なのですが、
彼女は決してやろうとしません。
理由はその国の大使だったか、さる要人だったかの夫人で、
いわゆる、やんごとなきお方。
「なぜ、この私が雑巾掛けなんかやらないといけないの?」というわけです。
(ちなみに、ほかの外国人はみんな真面目に掃除するそうです)。
まあ、パンがなければケーキを食べれば良いという感覚でしょうね。

フランスは明治時代より嘉納治五郎先生・直系の教えが伝わっている国ですから、
お国でキチンと柔道を学んだ人に、こんなことを言う人はいないでしょう。
おそらくは日本に来て弓道をはじめた初心者に違いありません。

道場の掃除というのは衛生上のこと以外に、”己の心を磨く”という意味があります。
もちろん、その道場では師範にあたる私の友人も、率先して雑巾掛けをいたします。
まあ、単純に身の回りをきれいにすると、気持ち良いワケですが、
おそらく彼女は家の掃除はメイドやハウスキーパーに任せているんでしょう。
でも、道場の掃除を師範にやらせて平気でいるというのは、どうも・・。
キミは自分の師匠にハウスキーピングさせとるんかい、てね。

それで弓道の「道」を学ぶことになるのか疑問だよな~。
まー、わりと前に聞いた話なんで、今はどうなったのか知りません。
弓道をやるうちに、変わってくることもありますから、それを願うばかりですね。

日本では経営者が、自分の部屋を掃除していると感心されますが、
あちらのCEOは、会社が潰れそうになってお金を無心する時も、
自家用ジェットを使ったりします。
お国の事情やTPOがありますから、どちらが良い悪い、簡単に言えませんが、
日本人はあまり自家用ジェットなど真似しない方が良いように思えます。

写真は銀座の「おいしい山形プラザ」のキャラクター、ペロリンです。

パンがなければケーキを” への7件のコメント

  1. いつの間にか遠くへ来たもんだ
    こんにちわ。
    又してもお邪魔します。
    そもそもは「外国人地方参政権」が是か非か、でしたね。
    マスオさんもアッシも、非です、No!です。

    言葉は便利なもので、捏ね繰り回せば、何とか成っちゃう。
    議論を尽くしても、外国人地方参政権も、承認させられてしまうかも。
    そこで直感です、本能の赴くままですと、
    他人に自分家(ち)の内情をとやかく言われたいですか?
    って訊いたときは、99.999%の方が、否でしょうね。
    理屈じゃない。
    たとえ他人様のご意見がご尤もでも、決断は当事者ですし。

    国籍を持たない永住者って何なんでしょうか。
    ヤッパ居候ではないでしょうか。
    あのう、お客様ではないんじゃないですか。
    マスオさんは優しいのでお客様扱いのようですが。
    王貞治氏の様なお方でしたら、お客様も何も、
    国賓ですけれど。
    (ニッポン)国民栄誉賞も受け取っていただきたい。
    (受けてますね。)

    さあ、トビマス!、トビマス!。
    対馬でしたか、ニッポン国民でない方々がかなり多く
    土地を借りて商売したり、住んだりしているようですね。
    そこに地方参政権が与えられる。
    もう先住ニッポン国民の意思は無効、無力ですね。
    その主旨を託された地方議員が国会議員に関与する。
    公、国を思わぬ不埒な票が欲しい国会議員は、どうするのかな。
    マスオさんに釈迦に説法の失礼は承知で、
    一旦、元論旨に立ち返ってみました。

    静香ちゃんは、帰化したらいいじゃないか、と宣(のたまう)。
    未だマスメディアで取り上げられていませんが、
    その帰化手続きもより緩やかにしようと画策している方々が居る。
    そりゃあ敵も然る者引っ掻くもの。
    スパイ映画宜しく、畳み掛けています。

    未来の歴史では、この辺がニッポンの転換点、変異点だった、と成るか、
    危機を回避した、と成るか、が昨日今日明日なんでしょうね。

    人類は皆兄弟じゃなく敵、それが現実だと思います。
    誰かが言ってます、目覚めよニッポン人!

    アッシはもう寝ます。

  2. 軒を貸して母屋を取られる
    ブログ本文はさまざまな人が来ますので、
    本文の話題は少しづつ変えていったのですが、
    さすがお頭さん。話の矛先は変えませんね。

    ならば旗幟を鮮明に申しあげますと、
    外国人参政権は論外です。
    まともな日本人であれば、是非を問うまでもなくNOであります。
    また、国籍を持たない永住者は、たしかに居候にひとしい。
    (ブログでそこまで言いたくないのですがね~)。
    ただ、これは個人差もありますし、
    明代の中国では居候の文人を「客人」と呼んでいたり、
    日本でも飼い殺しで居候の用心棒を「先生」と呼ぶケースもある。
    (彼らも、いざとなれば役に立ちましたがね)。

    司馬遼太郎の「竜馬がゆく」の中で、
    黒船来襲当時の武士の大半は攘夷論者だったとあり、
    「攘夷論がおこるのは、当然であった。個人の場合におきかえて考えてみればわかる。
     突如玄関のカギをこじあけて見知らぬ者がやってきて、交際を強い、しかも兇器をみせながら恫喝をもってしたのである。ぺこぺこしてその要求にたやすく屈するほうが、人間としてどうかしている」
    とあります。
    私も同意見です。
    (じゃあ何で司馬さん、先の大戦で日本がABCD包囲網で追い込まれて
     開戦したのはどーなるって話ですが)。

    ともかくも、今の外国人参政権は、
    彼らに悪意があろうとなかろうと、
    きっと軒を貸して母屋を取られることになると思います。
    立場が違うんだから、そうでしょう。

    あえて今回のお頭さんのコメントで異議を申しあげれば、
    私の意見は「人類皆兄弟じゃなく敵もいる」という違いでしょうか。
    敵の敵は味方。味方の味方が敵になることもある。

    またのお越しをお待ち申しあげます。

  3. 御意
    >あえて今回のお頭さんのコメントで異議を申しあげれば、
    >私の意見は「人類皆兄弟じゃなく敵もいる」という違いでしょうか。
    >敵の敵は味方。味方の味方が敵になることもある。

    異存ござりませぬ。

  4. Unknown
    おお、炎上覚悟のポリティカルな話題ですな。

    私も、参政権が欲しければ帰化なさったらいいんじゃない? の静香ちゃん派。
    お頭さんと違うのは、帰化したい人にとっては、容易に帰化できる制度であって欲しいと思う、性善説にたつところかな。
    わたくし筋金入りのアメリカかぶれなもんで、「アイデンティティは、与えられるものではなく、自ら選び取るもの」だと思うのです。
    帰化したいと思うほど日本にコミットしてる人になら、日本国籍をあげたいなぁ。
    ナイーブ?

  5. 聖書の誓い
    お頭さん。
    ご同意いただき恐縮です。
    またのお越しを心よりお待ち申しあげます。

    zoomaniaさん、こんにちは。
    アイデンティティは、与えられるものではなく、
    自ら選び取るもの。
    けだし名言ですな。
    今日はそのテーマでブログ本文を書こうかな。

    ただ、米国に嫁いだ絵描き友だちも言ってましたが、
    9.11以降、アメリカは帰化するのが
    昔ほど簡単じゃないみたいです。
    帰化する際は、イスラム教徒であれ、仏教徒であれ、
    聖書に左手を置き、祖国アメリカに忠誠を誓わないといけないそうですわ。
    まあ帰化したいと思うほど、その国が好きだったら、
    自分で努力するだろうから、多少ハードルが高くても
    仕方ないと思いますがね~。

  6. 性悪説???
    zoomania 殿、
    enjoy 覚悟で心を開陳しています。
    ね、マスオさん???

    帰化、養子縁組は慎重にも慎重に。

     星に願いを

  7. 性悪説も必要です
    性悪説は自分や家族、それに国のことを考えれば
    絶対必要です。
    だって、世の中悪いヤツ多いもん。
    あの振り込め詐欺だって、自分の息子を騙っているとはいえ、
    人の性善説につけ込んだ手口ですからね。

    どんどん言っちゃってくださいませ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>