本来、個展というのは作品さえ搬入すれば、
あとは作者はいなくてもかまわないはずなのですが、
やはりお時間を割いて来ていただく方のためには、いた方がベターです。
本日は休廊で、中日に一息ついております。

個展も明日から後半戦。
2回目のギャラリートークは
12月5日（土）17：00～より、同画廊にて行います。
次回は少し内容を変えて、
「幸福について」というテーマ以外に、
テンペラ画の実演も交えて話そうと思っています。
前日の繰り返しになりますが、
テンペラとは主に卵を溶剤に用いた中世ヨーロッパの技法です。
いわばマヨネーズ状のもので顔料を溶き、絵を描く方法で、
水と油を混ぜることで、文字通り油彩とも水彩とも違った風合いの色が出せます。

ギャラリートーク終了後は、有楽町帝劇近くの洋食レストランマ・メゾンにて、
懇親会を予定しています。
こちらのレストランには、ブログでもご紹介したように先月11月29日に制作した
2枚の壁画が置かれています。
個展の二次会場としてもお楽しみいただければ幸いです。

肝心のお味ですが、クライアントだから褒めるわけでなく、本当にオススメです。
（マ・メゾンさんは一昨日、パーティーの二次会で実際に使わせていただきました）。
ワインはチリや南アなどで作られた高品質のものを手頃な値段でいただけます。
食事はイタリアンを本格的に修業した若いシェフが腕をふるっています。
イチオシはハンバーグ。
実は私、マネージャーさんから「ハンバーグ」という言葉を聞いて、
ちょっと引いていたのですが、それは間違いでした。
噛むとジュッと口中に肉汁がしみわたる食感といい、
黒く濃厚なドミグラスソースは、おそろしく手間がかかることを想像させ、
最近食べた肉料理の中でも絶品の部類に入りました。

写真は店内ではなく、一昨日のパーティーの様子。
素晴らしく楽しいパーティーでした。