広島、長崎に原爆を投下してよかったことは何ですか?


昨日の東京新聞に出ていたことだけど、その記事を書いた女性がアメリカに留学していた時、
授業で先生にこんな質問をされたそうです。
「広島、長崎に原爆を投下してよかったことは何ですか?」
あまりの質問に、その人は言葉を失い反論すらできなかった。
それを20年以上経った今も後悔しているという話です。
米国人の生徒からは「戦争を早く終結できた」といった答えが出たそうですが、
それほどにあの国では、原爆の認識がその程度なのですね。

それにしても原爆の恐ろしさを伝えるというのは意外に難しい。
画家でも広島をテーマにした作品を描いてる人はいますけれど、
なかなか心の奥底に迫ってくるものは多くない。
やはり被爆者が体験を描いた絵が、何より原爆の恐ろしさを伝えてくれると思いますが、
残念ながら保存上の問題か、3年ほど前に広島平和記念資料館を訪れた時は、
そういった絵が外されていてマイルドになっていた。
以前、このブログでも書いたけど、マイルドにしてはいけない問題なのに、
マイルドになっていたのが私は不満でした。
平和、平和、戦争をやめよう、どんな戦争も悪、
と言いながら肝心のところを塞いでしまっているようで、消化不良な感じがしたのです。

そんな意味で、原爆の恐ろしさを伝えてくれる作品は、何といっても「はだしのゲン」でしょう。
今日のニュースで、大阪の主婦の方が全巻を英訳したというニュースをやっていましたが、
このマンガはアメリカ人はもちろん、世界中の人にどんどん読んでもらってほしい。
逆に、まだ英訳されてなかったのか、という方が意外でした。

正直言って「はだしのゲン」は、若い頃は嫌いなマンガでした。
今でもこの絵は好きになれませんが、この「見たくないものを、ムリやり見せる」ことが、
何より原爆というテーマに必要なことなのでしょう。
もちろん作者の中沢啓治先生ご自身が被爆者であることは言うまでもないことですね。
余談ながら、このマンガ。
最初の連載は少年ジャンプだったというのですから、それもちょっと意外ですね。

写真は母の書道展、グループ展です。
銀座・鳩居堂3階で明日まで。
11:00~19:00(最終日は17:00まで)。
興味のある方は、ぜひお越しくださいませ。

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