赤坂の自然


赤坂に来たことのない人や、一ツ木通り周辺だけ歩いた人は、
「あんなところに家があるの?」とか「子どもの頃、どこで遊んだ?」と聞きますが、
赤坂は赤坂御用地や青山墓地、弁慶橋、それに氷川神社など多くの寺社があって、意外に緑の多い場所です。
まあ、昔に比べると少なくなりましたがね。
日枝神社では、よく蝉取りをしたもんですが、鬱蒼とした木々を切ってエレベーターを取り付けてしまった。
(母は喜んでいるけど、趣はなくなりました)。
昨年、実家の目の前に柚子の木を植えたところ、アゲハの幼虫がびっしりついて丸坊主にされてしまいました。
赤坂は昔からアゲハは多かったものです。柑橘類の木がところどころにあるせいでしょう。
アゲハは山椒の木にもつきますが、ミカンや柚須の方が好きですね。
実家の庭先には柚子と山椒がありますが、見ると10:1くらいのつき方です。
アゲハとクロアゲハが柑橘類の葉をたべますが、最近はクロアゲハをあまり見かけなくなくなりました。
アゲハとクロアゲハの幼虫・・・見かけは同じなのですが、触ると威嚇のために出す臭い肉角の色が違います。
アゲハはオレンジで、クロアゲハは血のように真っ赤な角を出します。
大きさもクロアゲハの方がひとまわり大きい。

また赤坂は楠がちらほらあるので、アオスジアゲハは未だに見かけますね。
品の良い涼しげな蝶々で、私は大好きでタマゴから羽化まで育てたものでした。
困りものがドクガでして、ツバキや茶の葉に多くつく。
2~3年ほど前に大発生して、ツバキなどが伐られました。
カキにつくイラガの幼虫もそうですが、肉厚の葉には毒虫がつく傾向があるのかもしれません。
私の子どもの頃、外来生物としてアメリカシロヒトリが大発生しました。
学校の桜の木にはアメリカシロヒトリの幼虫が無数に発生していて、
男子生徒は「毛虫だ! 毛虫だ!」と大騒ぎしていたのを覚えてます。

私は7年前にこちらに戻るまでは、10数年間、横浜の港北区に暮らしてました。
戻って、しばらくして嬉しかったのは雨の日に時々ヒキガエルを見かけること。
青山墓地あたりではしばしば。
昨年は家の近所の道路で見かけました。
みにくい大きなカエルですが、見かけると何となく嬉しい。
「お前ら、まだいたんだな」ってとこでしょうかね~。
写真は実家の庭に咲いたアマリリス。
何年か前に義母からもらったもので、6月はじめに撮影したものです。

赤坂の自然” への2件のコメント

  1. 私も…
    赤坂に住んでいたことがある
    というと
    うわ~~と言われます。
    どうやら
    ムード歌謡曲の世界らしいです。
    今は
    パチンコ王国になっちゃったね。
    でも
    ちょっと脇に入ると
    関西よりも東京のど真ん中の方が
    自然は豊富なんですけどね~

  2. パ、パチンコ王国~!
    かよままさん
    確かに今、赤坂見附駅周辺はそんな感じですわ。
    あれは苦々しい限りなんですがね。
    たまに来ると目立ちますがな。

    それはそれとして、
    こないだ無差別殺人に遭遇した人はかわいそうでした。

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