柔道とJUDO〜判定の白黒


額装した拙作「マンジュとアチャール」。七戸区議が私財を投げ打ってご購入です(ウソです。だいぶ勉強しました)。 

連日、柔道の試合をイライラしながら見ています。

わたくし、おすもうでは横綱大関が外国人だろうと気にしませんが(稀勢の里以外)、柔道のメダルは気になりますね〜。
友だちの高段者は「今回はホントに厳しい。男子は金を取れないかも」と言ってましたが、残すところ2日で、それが現実味を帯びてきました。

世界のレベルが上げってきてる今、かえってこれが柔道が世界に広がってきたというシルシなんでしょうけど、「一本」の決着がつくまで1時間でも2時間でも試合を続けた柔道とJUDOでは違うものになった感は否めません。

まあ、そのあたりのことはルールなんで仕方ありませんが、誰でも思うのが今回の審判の判定ですね。

昨日も韓国選手相手に、西山選手の一本が副審の判定で技ありに変更となりましたが(多いに不満の残る中の銅メダルは立派でした)、何といっても、今回の台風の目は海老沼選手とチョ・ジュンホ選手の試合でした。

だいぶでけた・・・新色なまけ蛙くん♪ 

そもそも柔道の審判というのは、たいへん難しいものなようで、物議をかもしたカラー柔道着も、その後あまり何も言われない一因が、「わかりやすい」ということであります。

柔道でどっちが投げられたか、投げている本人と見ているサイドでは大きな開きがあるもので、両方とも宙を飛んでいるとその判別は大変つきにくいのが実際のところです。

ただ、海老沼選手の試合。
チョ選手が肘を決めて投げた段階で反則負けだと思うのですが、その後の判定の二転三転。これは見苦しい。

以下、友人の高段者のコメントです。

昨日夜 男子66キロ級の準々決勝の試合は本当に驚きました。

判定で韓国のチョ準好(チョ・ジュンホ)の勝利に
三本の旗が上がったのがジュリーによる忠告でやり直した結果
海老沼に三本上がると言う前代未聞の結果。

実際 この試合 延長戦で審判3人が認めた海老沼の有効を
これまたジュリーが取消た結果としての判定でした。
しかしこの有効はビデオで繰り返し見ても間違いなく有効です。

なぜジュリーがこれを取消したのか全く不思議です。
これがそのまま進んでいけば何の混乱もなかったのに…

しかもこの取り消しが仕方がなかったにしても、
判定で旗三本がチョ選手に上がる事は
お互いに判定基準となる技はこの有効取り消しのこの技しかなかったのですから
当然海老沼に旗が揚がるはずです。

良くビデオで見ると主審が旗を上げるのを見て副審があげているようにも見え
全く良くわかりません。 
審判もジュリーもどちらも「喝!!」です。

泥田坊が美白に変身。ここからが肝心です。

いやあ、こうして見ると相撲の判定というのが如何にキッチリしてるか、よくわかりますね(サッカーの判定も同様)。行司差し違えは、「じゃあ行司はいらんだろう」とよくネタにされますが、とんでもない!

試合時間最大8分と長い柔道に、このシステムは難しいでしょうけれど、今後の改善を望みます。

え?
柔道とJUDOの違いは何だって?

あ、うっかり忘れてしまいましたので、それはまたの機会に。

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