驕れる白人と闘うための近代日本史

先日、知り合いの先生から勧められ驕れる白人と闘うための近代日本史」を読んでみた。
著者の松原久子氏は長くドイツに住み、原語はドイツ語で書かれている。
当然、最初にドイツで出版されて、あちらでも大きな反響があったそうだ。

内容は基本的にわるぐちなので、あまり読んでいて気持ちが良いという本ではないが、
一方で腑に落ちる点も少なくないので、興味のある方には一読をおすすめします。
(わるぐちといっても、まるっきり根拠のないことを書いてるわけではないもので)。
たとえば大航海時代の宣教師たちが、
植民地政策の先遣隊としての役割をはたしていたという話は、
当たり前といえば当たり前だが、よくぞ言ってくれたという感じだ。
(宣教師たちが、それを知ってたか知らずかは別にして)。
また教科書など書かれているキリシタン弾圧は実は領土問題だったようで、
黒田藩(福岡藩)などは、その土地の多くを外国に差し出していたというから、
統治者の幕府とすると黙っているわけにもいかなかったのだろう。
ただ、著者の松原氏はなぜか中国に対しては甘い見方をしていて、たとえば南京大虐殺にしても、
「30万人殺された」という中国の主張と同じことを書いている。
人口25万人の都市で、どうやって30万人殺せる?
南京大虐殺の史実がどこまで本当だったかの議論は別にして、
これだけ西洋史、日本史を調べている中で、中国側の主張を鵜呑みにして載せるのは、
いくらなんでも乱暴な気がする。
色んな意味で、どこからどこまでが本当かなと、考えながら読んでしまう本でした。

まあ、自分が悪いとわかっていてもゼッタイに謝らない、白人たちの文化というのは、
(謝るというのは、自分の非を認めること。裁判などでは不利になる)
外国に行った時は別にして、日本国内であんまりマネしちゃいけない文化な気がしますけどね~。

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