久々の箱根は25年ぶりに彫刻の森美術館に行ってきました。
こちらはヘンリー・ムーアの作品。
あの時はまだ学生か、卒業したてくらいだったような記憶があり、作品はずいぶん入れ替わってるはずですが、わりと印象は変わらず。
そのひとつがこのヘンリー・ムーアです。
この作品が25年前にあったか、なかったか定かではありませんが、野外彫刻といえばヘンリー・ムーアほど存在感のある作家はおりません。
20世紀初頭はモダンアート台頭の時代でしたが、それから100年経った21世紀になっても、美術にあまり縁のない人にとって、わからない絵の代表はピカソであり、わからないアートの代表はこうしたモダンアートであります。
キューブリックの「フルメタル・ジャケット」には、でくのぼうの二等兵を「Agly like modern art master piece!」と罵倒する場面がありますが、反対に今でもそう言われるのは名誉なことかもしれません。
こちらのバッファローは日本人作家によるもの。
日本人のモダンアートは精緻に作られすぎて、イマイチ好みじゃありませんが、この作品は好き♪
こちらはイタリア人のアーチストによるもの。
写真ではわかりませんが、大理石のテクスチャーが何ともやわらかな感じ。
石に親しんだぬくもりが良い、さすがはイタリアです♪
そしてこちらはバリー・フラナガンのボクシングをするうさぎ。
このうさぎの原型は、中国は清朝の彫刻(たぶん十二支由来)をもとにしてるそうですが、なんともかわいくない獰猛なウサちゃん。
おなじイギリス人でもピーターラビットとはずいぶん違った感じです。
美術鑑賞のあとは温泉と食事。
港区の保養所みなと荘は、良い花板さんを雇っている(住み込みだそうです)そうで、食事も申し分なし。
人気で予約をとるのが大変な上、7月から12月16日まで改修工事のため休業。
港区にお住まいの方、会社がある方が予約すれば関係ない人が何人いても泊まれます。来年はいちど、お試しあれ!
モダンアート私にはよくわかりませんが、理解はできないけど、なんか楽しいなって感じることは出来るんで、それでいいかなって思ってます。
彫刻の森には三回ぐらい行きましたが、独身の時に行ったときと、子供を連れて行った時の印象が全く違っていたのが楽しかったです。
子供は、素直に楽しんでいました。そんな子供の姿を見ながら、より彫刻に親しみを感じたのを覚えています。
彫刻の森美術館はその昔、今でもでしょうか、フジテレビにて早朝深夜で頻出してたから
行かないうちから行った気になったようなところであります。
私自身はもう5、6回以上行ってるでしょうか。
高3の遠足では「オレンジ色のニクいやつっ」って
叫んだ記憶が…
テーマパークでもあるのでしょうから
美術館というより「遊びに行ってる」場所ですね。
わらべさん、こんにちは!
>なんか楽しいなって感じることは出来るんで、
十分ですね。
それでよろしいかと思いますし、ブログを見てもそうですが、わらべさんはわからないと言いつつ、よくわかってらっしゃると思います。
さらに言うと、要は好きかきらいかだと思います。
わたしも苦手な作家っていますしね〜。
>子供は、素直に楽しんでいました。
彫刻の森は子供さんが遊ぶのに良いところですよね。
わけのわからないうちに、一流のものに触れておくことは大切だと思います。
かなこさん、こんにちは!
ああ、テーマパークとは言い得て妙ですね。
作品は一流が揃ってますから、その点でもたいしたものです。
あの頃のフジテレビと今のフジでは違うテレビ局になってしまいましたが、置いてある彫刻は変わりなくってとこかな。
彫刻の森の良いところは遊びのブブンが多いことですね。
子供が退屈しない美術館なんて、そうそうあるものじゃなし。
雨のせいで、十分見ることができなかったのがちょっと残念でした。