写真はブサキ寺院という、バリ中部にある島では最大のお寺だ。
この日は丁度、お盆にあたるクニンガンという先祖を送り出すお祭りの日だが、
バリではこういうお祭りはしょっちゅうやっているみたいだ。
ブサキ寺院はタチのよろしくない自称ガイドや寺男が多いので有名。
連中はガイドと称し、法外な喜捨(バクシーシ)を要求するので、
ホテルの人間もあまり行かせたがらないようだ。
インド・ヒンドゥー教の聖地バナーラスなどは、そのよい例なのだが、
さすがにおだやかなバリ人の客引きはバナーラスほど酷くはない。
ただ、寺男なしで見学するというのは難しい話のようで、
ほかのツーリストを見ても、みな誰かしら現地の人間を連れている。
案内なしで歩くと、誰かしら寄ってくるんだね。
仕方なしに、目つきの良くない寺男を雇ったのだが、
面白いことに、案内をしてるうちに、そいつの目つきが普通になる。
客が欲しい、欲しいと思っていると、自然に目つきが悪くなるってことかね。
反面教師で、こちらも気をつけないとね~。
イスラム教徒が大半を占めるインドネシアにあって、
バリはバリ・ヒンドゥーと呼ばれる人たちがマジョリティ。
当然、カースト制度もあるわけだが、
こいつら寺男もバラモンにあたるわけかね?
何だかよくわからん。