プライオリティは平等?


昨日、一票あたりが一番軽い千葉県船橋1区と、一番重いという高知県の選挙区に2.52倍の開きがあり「一票あたりの格差」が取りざたされていました。

いつもこれに、わたしは違和感を覚えるのですが(これには、みなさまにもご意見を伺いたいのですが)、それってそんなに問題なのかなと思うのです。

高知県ではありませんが、沖縄のように1票の重さが大きい選挙区では、選挙ごとに3ヶ月前になると引っ越しを繰り返す住民が大勢いるそうです。
それはそれで大きな問題ですが、「格差がある」こととは違う話なので、各選挙区にある個々の問題をツブしていくことが先じゃないかと思うのですよ。

違憲と言いますが、素人ですが条文を見る限るそうも思えません。格差を問題にするよりも、投票率を上げる努力をするといったことの方が重要じゃないかと思うのですが、どうもわが国は「格差」ということが一番に問題になるようです。

そもそも違憲というけど、憲法そのものが戦後30代の米国人が作ったものをお仕着せされたもの。そろそろ見直した方が良いとも思います。

話変わって、これまたどうでも良い話ですが、この記事をご覧ください。

自民・伊吹氏、国会内の「首相優先」に激高

バカみたいと笑うなかれ。
いやしくも一国の総理が大勢の警護をつけるのは当たり前の話です。そりゃ、警備の人だって総理が来るから道を開けてくれと言うでしょう。

個人的に伊吹さんと野田総理がどういう人間関係だったか知りませんが、相手は一国の総理大臣であり、イチ国会議員とは立場が違うことくらいわからないものでしょうか。

野田さんはあとで伊吹さんに謝ったそうですが、それも如何なものか。

わが国では、立場の高い人が腰が低いと、逆に高く評価されたりするので、野田総理もそれをわかって謝ったのだと思いますが、そんなことで一国の総理がいちいち謝っていたら、この上隣国にどれほど頭を下げるのだろうと、少々心配になってしまいました。

昔、教員をしていた時、社会のカリキュラムで(社会の先生もしていたもので)、先のことを教えようとしたら、年配の先生に「それはもっと高学年で教えることだから」と言われて違和感を覚えたことがありました。

最近の教育現場って、生徒と先生を平等にするために教壇を撤廃したとか、男女は一緒に体育をするとか、何だかよくわかりません。

生徒と先生が平等だったらモノなんて教えられないし、男女は成長するにつれ違う体の発達をするのに、それを一緒に体育の授業をするセンスには背筋が寒くなる思いがします。

どうも、わが国に定着してしまった「平等原理主義」には、近頃特に違和感を覚える次第です。

プライオリティは平等?” への4件のコメント

  1. マスオさん、こんにちわ。

    >平等原理主義≒お題目原理主義 なんてね。

    霞ヶ関の歩道をチャリンコで走行中(適法)、何とか省の前で、
    警備員に走行を制されたのは、
    これから官僚か政治家がお車で歩道を横切るらしかったが、
    影も形も見えないので、無視していこうとしたら、
    一字一句は忘れましたが、偉そうな事を言うもんだから、
    だからどうした、アッシは清き(?)一票を持つ国民だよ、
    政治家と官僚より偉いんだよ、と捨て台詞で通過しました。

    お国の危機とか公式な場面とかでは、先行に協力もするが、
    そうじゃない場合は、税金払ってるほうが偉くネ?

    国会議員、税金で食わしてもらってる同士で、見苦しいぜ。

    もひとつご容赦。
    昔々、青山通りをチャリで素っ飛ばしていた若き日、
    よく華子様が青山一丁目に近い通用門(?)からお出ましになられ、
    敬意を表して停止して待っていたら、
    ポポポポーンのCMじゃないけれど、
    社内からアッシに(だけじゃないけど)美笑で軽く会釈なされました。
    両手の指じゃ追いつかないくらい、その場面を体験しました。
    見習えよな、税金泥棒どもよ。

  2. お頭さん、おはようございます!

    >そうじゃない場合は、税金払ってるほうが偉くネ?

    お頭節復活、嬉しく存じます♪
    御意にございますが、どちらの場合も警備する側の態度に問題があったのかもしれません。
    親爺がよく言っていたことに、戦争がはじまると普通の肉屋さん八百屋さん、普通のおばさんで威張り出す人がいる。それがいちばん厭だったと言ってました。
    お頭さんを制止した人はどうだったんでしょうね。
    なんか、そのケースかも。ただし伊吹氏はそれ以前にNGですが。

    >社内からアッシに(だけじゃないけど)美笑で軽く会釈なされました。

    さすが皇族は違いますね〜。

    実はわたくし、学生旅行のバルセロナで今の陛下ご夫妻にお会いしたことがあります。
    (当時は皇太子殿下”でんか”・・・なんて、ウフッ♪) 
    スペイン人は「イロイロが来る」と言ってましたが、昭和天皇のヒロヒト(Hirohito)のHが発音できなかったんですな。
    二重の間違いでしたが、皇太子ご夫妻にはほとんど警備もついておらず、ちょっとだけお話することができました。

    おだやかな物腰で、何ともいえずやんごとない雰囲気をお持ちでした。
    今でもわたくしは陛下ご夫妻は大好きです。

  3. >親爺がよく言っていたことに、戦争がはじまると普通の肉屋さん八百屋さん、普通のおばさんで威張り出す人がいる。それがいちばん厭だったと言ってました。
    お頭さんを制止した人はどうだったんでしょうね。

    まったく同様なのだろうと拝察いたします。
    アッシの性根がバレますが、高が門番のくせに。

  4. お頭さん、おはようございます!

    やはり、さうでしたか。

    さすれば伊吹氏も野田総理に同様の感情があったのかもしれません。
    ただ、野田氏は門番でなく総理大臣です。

    地位にへつらう人間が良く有りませんが、敬意を払わない人間はさらに良くありません。

    やはり伊吹氏が勘違いしていたのではないかと。

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