「ゆで論」は自費出版からはじめて、グルマン世界料理本大賞2022を取った本です。

「ゆで論」は自費出版…?

いや、正しく言えば書店流通に流さず、通販と手売りだけで販売する本と言いましょうか。以前、奥田シェフが大手の出版社で本を出した時、本人が指示した修正を直さず出版が進んでしまい、ひどく失望したと言っていました。

まあ、シェフの修正は鬼修正なので、これ以上つきあったらコストが合わないという判断があったのでしょう。

以下はシェフ自身の言葉です。
お楽しみくださいませ。

この本、もともとはアルケのパスタの茹で方が昔から伝わる茹で方と根本から違うので、奥田メソッドの茹で方と混ぜ方の考え方からのパスタ製法をスタッフに理解してもらうために書いた本です。

ひとつのパスタにおける正解はものすごく多く、働いている若手スタッフも先輩ごとに正解が違うし、レシピも違い迷うので
迷ったときに成長がとまる。から
ちゃんとした、奥田メソッドを理解するために書き始めた未来のシェフの為のファイルでした。
それがあまりに面白いから出版しようとなりました。

明らかにおいしいのです。

若手が修業中にキッチンで成長するために大事な、しゃくに触らない人になる。
お客様の入店の仕方でわかる何しに来たか?とか今の時代の修業では、なかなか得られない事も
若手シェフたちの未来のために沢山散りばめた愛情本で

私の師匠のシェフの厳しい教えの中で生き延びるために気づいた事、悟った事、身についた事も時代に合わせて、おもしろくして書いてあります。
ちなみにわたしの修業時代は毎日店へ行く時は気持ちを奮い立たせるためにケニーロギンスのトップガンのテーマを聴いて満員電車に乗ってました。そのくらい厳しかったのです。

そんな師匠の教えを継承できるように
の気持ちもあり

写真で伝えるのが難しい顕微鏡の世界を
わかりやすく描いてくれたり
これまた写真にはならない頭の中の
未来料理を描いてくれた
旅の指さし会話帳の絵を描いてる
小暮さん

イタリア語の確認をしていただいた
旅の指さし会話帳の著書の堀込さん

藤沢の印刷屋さん東湘印版の石川さん

かなり苦労させてしまったうえに
編集してくれて、本が自費出版できるように出版社まで立ち上げてしまった
藤沢の加藤さん。

15年前から私の写真と料理写真を撮りためていてくださる奥田料理の理解者の
カメラマンの長谷川潤さん。

散らばった文章や写真を統一感のあるキレイな形にまとめてくださった
大磯のデザイナーの佐藤さん。

友達の輪に輪が広がり、必ず人のためになる、必ず売れます!と確信のない確信を信じてくださりボランティアや後払いを了承してくれて出来た自費出版の本

そんなさまざまな皆様の力が重なり
おかげさまで

single subject部門でグランプリ
inovative部門で2位
をいただくことが出来ました。

愛は地球を救う
愛は世界に伝わるを
教えてくれました。

受賞後のスピーチでは
This will change
the world of pasta
これでパスタの世界は変わる!
と、お話をしました。

本当に皆さま
応援ありがとうございました。
また、頭の中にあること
人類のために2冊描きはじめます。

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