「ゆで論」がグルマン世界料理本大賞2022を受賞して一夜!
SNSでは賛辞や謝辞が飛び交っていますね。
私も 奥田シェフから、「写真にはならない頭の中の未来料理を描いてくれた」という最大級の賛辞をいただき嬉しくも光栄な気持ちでいっぱいです。
奥田シェフは「この辺でいいでしょう」という人ではなく、もっと良いレシピや方法を思いつくと、イラストもそれによって変更いたします。
それが一度や二度ではありません(笑)。
以前、大手の出版社と本を出した時は、著者本人が納得していないうちに出版が進んでしまい、 奥田シェフはひどく失望したみたいです。
今回、ラクア書店という小さな出版社から上梓されたというのも、とことん納得の行くものを作りたかったというシェフの思いからなのですね。
写真で伝えるのが難しい顕微鏡の世界をわかりやすく描いてくれたり、
これまた写真にはならない頭の中の未来料理を描いてくれた
旅の指さし会話帳の絵を描いてる小暮さん。
それにしても、やり直しの多いシェフの要求は大変です。
全体を一度に描いてしまうと、どうしてもやり直しが大変ですので、パーツをレイヤーにしてすぐに直しに対応できるようにしました。
ところで、私が尊敬するアーチストとして、ジャズピアニストのオスカー・ピーターソンがいます。この人はバリバリの技巧派で、ソロやトリオの演奏が素晴らしいのですが、実は歌手の伴奏もすごく上手い。そして、伴奏の時は歌手を200%を引き立てることに徹します。
私も自分の絵画や著書の世界は持っていますが、人様のお手伝いにはそんな伴奏が出来たらいいなと思いながら仕事をしているつもりです。
今回はチームとしての貢献が一番嬉しいですね。
続きはまた後日!